夏から秋にかけての陸っぱりルアー釣りのメインターゲットはなんといっても青物だ。岸の近くを回遊するので、誰にでも気軽に狙いやすい。今回は、ライトタックルで夏の回遊魚をターゲットとした釣りが初心者にピッタリな理由を解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堤洋一)
夏は青物(回遊魚)の季節
夏になると、陸っぱりの釣りで青物が釣りやすくなる。これは、ベイト(エサ)となるイワシなどの小魚が接岸し、それを追って回遊魚の青物も同時に沿岸部を回遊するためだ。青物は総じて引きが強く、回遊エリアでは連日多くの釣り人が堤防やサーフに押しかけるほどの大変人気が高い釣りだ。夏の陸っぱりの代表的な釣りと言えるだろう。
初心者でも狙える
人気の高さにはもう一つ理由がある。それが、釣りの熟練度や持っているタックルにそこまで左右されず誰もが気軽に狙うことができるという点だ。初心者にこそ勧めたい理由を紹介していこう。
1、タックルが軽い
ショアジギング専用タックルでなくとも。シーバスタックル等ライトなタックルの流用でOKだ。むしろ、タックル、ルアーが軽いのでキャストし続けても疲れないというメリットにつながる 。
推奨タックル
ロッド:対応ルアーウェイト15~50g程度のもの
リール:3000~5000番
ライン:PEライン1.2~2号くらい
2、高活性で釣りやすい
夏は小型回遊魚の活性が高くなる季節。回遊に当たると高確率でキャッチすることができる。それとエリアにもよるが、さまざまな魚種が狙える。ヤズ(ブリ)、ネリゴ(カンパチ)、カツオ、サゴシ(サワラ)等。初心者には苦労して手に入れた1匹の価値より、釣りやすさの方が理解しやすいのは当然だろう。
3、ポイントの足場がいい
この時期の青物は岸近くを回遊することが多い。足場のいい堤防やサーフでも釣れるので、初心者にもエントリーしやすいだろう。おすすめポイントは外洋に面した堤防や、河川の河口付近もベイトが多くて狙い目だ。