珍味代表「ホヤ」がお菓子の材料に? 実は意外と合う魚介と甘み

珍味代表「ホヤ」がお菓子の材料に? 実は意外と合う魚介と甘み

独特の生臭さがある魚介類と、ケーキやチョコ、団子などといった砂糖菓子。とても合いそうにない両者ですが、実は意外といい感じなのです……!

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珍味代表「ホヤ」がお菓子に?

東京・世田谷区に本部がある東京農業大学。ここで先日、とあるユニークなオープンカレッジが開催され、話題になりました。

そのオープンカレッジのテーマは「ホヤのお菓子を作ろう!!」。タイトルの通り、珍味として知られる魚介類のホヤを使ったお菓子を作り、試食するといった内容です。

珍味代表「ホヤ」がお菓子の材料に? 実は意外と合う魚介と甘みホヤ(提供:PhotoAC)

当日は「ホヤの入ったパウンドケーキ」や、「ホヤたれのみたらし団子」といったホヤのお菓子が作られました。ホヤと甘い菓子という、いまいち連想しづらい組み合わせも、参加者からは「意外に合う」と好評だったそうです。

なぜホヤを甘いお菓子に?

ホヤは海産物の中でも、最も好みの分かれる食材の一つです。一般的に生食されるか、加工されるとしても干物や塩辛、ホヤたまごなどといったしょっぱい味付けが基本でしょう。ただでさえ海産物ということもあり、甘い味付けのお菓子に使用されるイメージは全く湧きません。

珍味代表「ホヤ」がお菓子の材料に? 実は意外と合う魚介と甘み複雑な味の要素を持つホヤ(提供:PhotoAC)

しかし、実はホヤには食材として大変優れた特徴があります。それは「甘み、旨味、苦味、塩気」など食材に必要な味覚の要素を多く兼ね備えているということ。そのため、色々な味付けの調理に用いることができる食材だとも言えるのです。

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