LT(ライトタックル)シーバスゲームで65cmアップ頭に本命4匹 

LT(ライトタックル)シーバスゲームで65cmアップ頭に本命4匹 

満月回りの大潮はバチ抜けには最高の条件。なのだが、今回はあいにく薄曇りで、月影がおぼろ。大阪では今年の6月の満月大潮で最後の晴れの日で、残念ではあった。しかし、釣ってみれば4匹。しかも、「因縁の相手」と勝負をつけられた満足の釣行をレポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

明石でシーバス釣行

バチ抜けには惜しい曇り満月。夜に光量が多いほどバチは浮上しやすいので、宵の口から空に淡い月の姿を見て、あーと溜息をついた。シーバス釣行日は6月13日、大潮上げで、7時頃の時合いからスタート。

場所は、実は、昨日も来た明石の漁港。昨日は2タックルできたのをLT1本で集中することにした。ライトゲームメインの自分らしい。

キビレが顔出し

堤防際をバチルアーでトレースしていく。レンジは本当に5cm~20cmで、ド表層を打っていたら、開始10分程度でキビレが反応した。明石方面でキビレを釣るのははじめてかもしれない。しかも表層のプラグに食ってくるとは、場所が変われば魚の出方も変わるものだ。

LT(ライトタックル)シーバスゲームで65cmアップ頭に本命4匹 小キビレ現る(提供:TSURINEWSライター井上海生)

すっかり辺りが暗くなってからシーバスの捕食音が響き始めた。しかし私がLTシーバスをスタートした5月半ばと比べると、音の数も半分以下だ。短時間勝負かもしれないと気を引き締めた。

シーバスは立て続けに

「いかにも」という、少しえぐれが入ったキワのクサい場所と、オープンの波間でシーバス連発。食いが立ったのは1時間くらい。60cmオーバーが2つ、50cmが2つだった。

LT(ライトタックル)シーバスゲームで65cmアップ頭に本命4匹 50cmからスタート(提供:TSURINEWSライター井上海生)

さすがに60cmクラスとなると、LTタックルでは、まあまあ格好悪いほどの(いや逆に格好いいほどの?)獲り方になる。魚に泳がせて、攻守交替、ドラグを締めて巻いて巻いて思い切りリフトアップ。フィーッシュ!と叫ぶ王様のような釣り方で、王様ならばサマになるのだが、こちらはフィネスの庶民である。華奢なロッドのしなり方が、ちょっと釣りそのものに無理を感じさせる。

居付きの大型がヒット

この場所には昔シーバスゲームを始めたころに来たことがあって、当時のシーバスの先輩である、年齢的には後輩から、「1発しか狙えない居着きの親子がいるんです」と教えられていた。そいつを私は以前、掛けてバラしている。

ここだよここ、と内心呟きながら、ちょっと足場が危うい場所に近付いていく。以前と変わっていないストラクチャーを発見。下手投げで放り込む、その前に、ふと何かが頭を過ぎって、ルアーを蓄光させた。薄曇りの一発勝負で、ルアーのシルエットを見つけてもらえなかったら終わりだ、と瞬間的に悟ったのだ。

すると、キャストも落ち着いて決まって、巻き出しでドン!狡猾な居着きならでは、ラインを切るために岸に走っていく。この日のルアーは買いたての新品、フックもフレッシュなD社のもので、私はそのハリに賭けた。ドラグを締めて、0.3号のPEの力で寄せられるだけ思い切り寄せる。2分ほどかけて、獲りやすいコースに魚を持ってきた。

二、三発のエラ洗いに耐えて、足元への突っ込みもかわした。ヘッドライトで魚の姿だけ確認。光で暴れて、もう一度やり直し。さすがにタフだ。取り込みまで10分かかった。

LT(ライトタックル)シーバスゲームで65cmアップ頭に本命4匹 65cmUPと再会?(提供:TSURINEWSライター井上海生)

リリースし再戦誓う

こいつは居着きの親子の子の方だろう。もうボロボロでキズだらけだ。他にルアーでもかかっていれば取ってやったのだが、大丈夫そうだ。写真だけ撮らせてもらい、水につけて蘇生させてリリースした。

LT(ライトタックル)シーバスゲームで65cmアップ頭に本命4匹 エラ周りもボロボロ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

10年越しの勝負がついた。いや一度バラして一度獲っただけなので同点だ。また戦おう。

LT(ライトタックル)シーバスゲームで65cmアップ頭に本命4匹 尾に勲章の傷もあり(提供:TSURINEWSライター井上海生)

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