清水港のカセからダンゴ釣りでクロダイを狙った筆者。この日のエサ取りは40cm級メジナという贅沢な状況。本命クロダイの他、想定外の高級魚シマアジも顔を出した充実釣行をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
清水港のカセ釣り
5月29日(日)、清水港のカセ釣りで筆者の友人とクロダイを狙いました。当日は釣りクラブの例会も開催されており、利用した原金釣り船の周辺は早朝にもかかわらず活気が溢れていました。
5時半に予定通り出船、たくさんのカセが親船に曳かれてポイントへ向かって行く光景は清水港伝統のスタイル。ポイント到着までは景色を楽しみながらのんびりとした時間が流れます。
離岸堤
今回のポイントは最も外海側の「離岸堤」。水深は10mほどで釣りにくい深さではありませんが、ポイントの海底は根掛かりが多いガレ場です。事前に吉原船長から本命を釣るにはコツが必要とのアドバイスがありました。友人と一緒に船長からこのポイントで必要なマル秘釣法の指南を受けて早速実践しながらクロダイを狙います。
タックル
ロッド:がまちぬ いかだ競技スペシャル1.65
リール:セイハコウSP RC83
ライン:LEVEL1.75(フロロカーボン)
ハリ:チヌバリ2~3号(ストレートタイプ)
40cm級メジナ連打
さしエサを包んだダンゴを海中に落とすと、中層付近でメジナの大群の猛攻を受けてあっという間に叩き割ってしまいます。友人は40cm級も含め大型のメジナを複数キャッチ。筆者にも大きなメジナがヒットし短竿でのスリリングなやり取りを楽しみました。
しかし、本命からの反応はまだ得られず。しばらく中層付近を乱舞しているメジナ達に翻弄される時間が続きます。
エサ取りに苦戦
この日はメジナ以外のエサ取りも多く、さしエサにオキアミを使えばダンゴが割れると同時に瞬殺されてしまいます。エサ取りに強いコーンやサナギを中心にさしエサをローテーションさせますが、コーンもフグのいたずらを受けるばかりかメジナもお構いなく食いつく厳しい展開に。
それでも粘り強く状況の好転を待ちながらダンゴを打ち返します。
昼前に本命クロダイ登場
昼前になると激しかったメジナのダンゴアタックが落ち着き始めて本命の雰囲気が一気に出てきました。コーンをさしエサに底付近をキープしていると小さく押さえ込む待望のアタリ。メジナとは違う引きに期待は十分、水中から姿を見せたのは嬉しい本日1匹目のクロダイでした。筆者にとっては久々にカカリ釣りでキャッチした本命で嬉しさは格別です。
昼過ぎにクロダイ追加
昼過ぎになりいよいよラストスパート。中層のメジナ達も満腹になってきたのか、ようやく底までダンゴが確実に持つようになってきました。ここで再び本命のアタリを捉えて2匹目の追加に成功します。