5月4日、ゴールデンウィークも半ばを過ぎに、渓流でアマゴとのやり取りを楽しもうと奈良県野迫川村へでかけることにした。2匹同時にランディングもあり、釣果は24cmまでのアマゴが16匹。バラシやチェイスも多く楽しめた当日の釣りをリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター奈良鱒兵衛)
野迫川村で渓流ルアー釣り
私自身野迫川村の年券を買ったのが今年からと言うことで、渓相や入川ポイントなどわからないことが多い。ゴールデンウィーク中にメインとなる川原樋川へアマゴの追加放流がされているとは聞いていたので、無難にこのエリアに入ろうかとも思ったが、やはり混雑が予想されるので候補から外し、今回は池津川という川筋へ出掛けてみることにした。
明け方に野迫川村へ入ってカーナビで位置を確認しながら池津川沿いの道に入り、入川できるポイントと先客の様子をうかがうことにした。しばらくして釣りが楽しめそうなポイントがあり、車を止めて準備をすることにした。時計を見ると6時前、とても天気がいいが少し寒い。ウェーダーに着がえてタックルをバックパックに入れて河原へ降りることにした。
当日のタックルと川の状況
河原へ降りてタックルの準備をするが、今回のタックルは、トラウト用ロッド4ft8inch3ピースのパックロッドにナイロンの4lbを巻いた2000番のスピニングリールをセット、最初に選んだルアーはシンキングミノー5cm、カラーは昆虫を意識してチャートカラーを選んだ。
川幅はそれほど広くないが、水量もありルアーで楽しめそうだ。肝心なアマゴが居るかが心配なところだ。少し水が冷たいようでまずは水深のあるポイントや淵を中心に魚の反応を見ることにした。
淵で天然アマゴ15cm
開始20分ほどしたところで淵があり、アップクロスでキャストしてアクションを入れながら巻いてくると、この日初めてのチェイスがありヒット。慎重に取り込んだのは15cmの綺麗な野迫川村の天然のアマゴだ。本当に綺麗なヒレでパーマークや朱点もキラキラである。しばし見とれてしまうが、今回はやり取りを楽しむだけなのでヒットしてくれたことに感謝してリリースした。
綺麗なアマゴを手にできたことも嬉しいが、アマゴ自体を確認できたことも嬉しく、気分は上々だ。他の釣り客も今は見当たらないので、慌てずに丁寧に探りながら釣り上がることにした。
深場で反応あり24cmも登場
その後も水深のあるポイントでは反応があることも多く、時折ヒットするなどかなりいい感じだ。夢中で2時間ほど釣り上がり少し休憩をするが、気持ちよく癒やされる思いだ。気が付けば太陽が随分高い位置までのぼり気温も上がってきた。
この後も丁寧に釣り上がっていくと大岩が連なり複雑な流れのポイントが出てきた。アップキャストでは探れないので上流へ回りダウンキャストで探ってみると、これがハマり引ったくるような強い引きが伝わってきた。ラインをゆるめないように取り込める位置まで移動してネットに入ったのは24cmの良型のアマゴだ。渓流で釣りをしていて本当に嬉しい瞬間でもある。