季節的には終盤だと思う三重県四日市市の霞ケ浦ふ頭のマダカ。そのマダカの引きを楽しみたくてダメ元で釣行した。反応がなくあきらめかけたが、タナ変更でアタリを捉え、58cm頭に数釣りが楽しめた当日の釣りをリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・日比野昭光)
霞ケ浦ふ頭でマダカ釣り
3月7日、いつもの桑名のフィッシング遊でアオイソメを購入して霞に向かった。着いたのは午後6時。幸運にも通称・石炭ふ頭に入ることができた。けれど、今までの経験から3月はマダカ終盤。諦めの気持ちもありながらタックルの準備を始める。釣り人は私だけ。情報は何もない。
午後7時に始めて1時間たったが、さしエサも取られない。やはりもうあかんかなと思ったそのときだ。ふとした思いつきでタナを変えてみた。
タナ変更で40cm級マダカ
この場所のいつものタナは海面から6m。海底までは13mほど。サオの1本を7mと深くして様子を見ると、そちらのサオにアタリが出た。
サオを持って次の押さえ込みを待つと、ゆらゆらと穂先が動いた。ここでアワセを入れると心地いい魚の引きが伝わり、うれしい気持ちでリールを巻く。海面に姿を見せたのは40cmクラスのマダカだった。
58cm良型マダカ登場
その後も同じサオにだけアタリが出たので、2本ともタナを深くする。すると手持ちザオの穂先が引き込まれた。キタッ!すかさずアワセを入れると今までとは違う強い引き。魚はふ頭の橋脚目がけて突っ込む。少々強引にリールを巻いて浮かせた魚はマダカだ!これは今までと同じようにゴボウ抜きできない。
サオをふ頭の金具に引っ掛けておき、セットしていないタモを車まで取りに走る。慌てているのでうまくセットできない。数回やり直してセットし、海面をライトで照らすと魚はまだ付いている。無事タモに収まり、ふ頭に上げることができた。58cmの良型のマダカ。うれしかったなあ。
今後の展望
季節は変わったが、タナを変化させると、まだまだマダカが狙えること分かった。また、季節が変わるとサイズがアップすることも分かり、感動の釣行となった。
その後、さしエサが切れたこともあり午後9時に納竿したが、今後もこの場所で狙い方を変えることによって季節に合ったターゲットが釣れるような気がしているので、これからも楽しみたい。
<週刊つりニュース中部版APC・日比野昭光/TSURINEWS編>
霞ケ浦ふ頭
問い合わせ:フィッシング遊・桑名店 TEL=0594(25)0611