京都のブランド魚と言うと京サワラと若狭グジ。実はこの時期は、この2匹が狙って釣れるんです。ジギングで……。この時期限定の釣りにGO!ということで、1月8日に舞鶴へ釣行しました。思惑通りどちらもキャッチできた釣行をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター田中耕二)
京鰆に若狭グジ狙い
この時期の日本海は荒れる日が多い。沖に出れば脂の乗った寒ブリに白子たっぷりのタラが期待できるが、なかなか沖出しできない。実は、2年連続で沖のポイントに行くことができなかったが、湾口のサワラジギングで楽しい思いをした。なので、2022年は最初から沖が荒れても出船できる近海ジギングで予約。狙いは、サワラと根魚である。
近年は、京サワラとしてブランド化されつつあるサワラと若狭グジが狙えるのだから行かない手はない。アマダイ(京都ではグジと呼ぶ)は、ジギングやタイラバでゲストとして釣ったことはあるが、本気で狙ったことはない。「WebマガジンTSURINEWS」でアマダイジギングやアマラバで予習して舞鶴に向かった。
ENSで近海ジギング
午前7時過ぎに到着し、用意をしていると船長到着。挨拶して状況を聞くと、まだ湾内にサワラは入っていないとのこと。ただ、ベイト反応は濃くなってきたので、いつ来てもおかしくないとのこと……。今日がXデーだといいなぁ~。
新年の初釣りを占う釣り座のクジ引きは、5組の5番目で左舷の胴の間……。変な汗をかきながらENSは出船(笑)。
湾口でサワラ狙い
まずは、湾口のサワラポイントでベイトの反応を撃つ。水深は50~60mでボトムに反応が入るようだ。スピニングタックルに160gの赤金を付けて第1投。投げたジグが着底し、ワンピッチで様子を見る。スカスカというほどではないが、潮が速いというわけでもなさそう。10mを探ってロングジャークを入れ、更に10m探る。
何度かボトムを取り直している間に足元に差し込んでくる。船はスパンカーを立てて流しているので、潮上となるようだ。1流目は船中でバイトなし。
少し東に走って2流目。水深はほぼ同じだが、足元に差し込んでくるので200gの緑金でスタート。ベイト反応が底べったりとのことなので、小まめにボトムを取りながら探っているとトモでヒット。見ているとサゴシが浮いてきた。続いてミヨシでもサゴシがヒットして、反対側の右舷ではサワラが上がったようだ。時合いだと思うが、私にはバイトがない。
ルアーかえレンコダイにサワラ
ヒットしたアングラーをよく観察すると、ジグはブレードジグで色はシルバーグロー。ブレードは持ち合わせがないので、ショートのシルバーグロー210gに変更した次投。ボトムでガツンと乗ってきたのは、良型のレンコダイで新年を祝うにはいい色の魚だ。お頭付き塩焼きが浮かぶ……。
レンコが連発したので、サワラのお好みではないのかと同じカラーのセミロングに変更。ベイトタックルでフォールを主体に狙ってみるとピタッと止めるバイト。してやったりとフッキングするとドラグが滑る。
1クリックドラグを締めて浮かすと途中でスーと浮いてくる。こいつはサワラだ!気付いた船長がネットを持って横についてくれる。やがて浮いてきたのは、80cm近いグッドコンディションの京サワラ。はい!特選いただきました~(笑)。