釣友とともに乗船した新潟能生漁港こうゆう丸でのタイラバゲーム。2人とも本命キャッチできたポイントを筆者なりに考察してみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
タイラバはマダイが釣れて当然?
『タイラバ』というからにはマダイが釣れて当然と思われるかもしれないが、筆者の数少ない経験でいえば決してそうやすやすとはいかない。海域や時期によっても大きな差はあると思うが、良型のマダイが数釣りできるケースもあるものの、逆に船中ゼロというケースもけっこうあるのがタイラバゲームである。
あるいは、根魚などのゲストは釣れるのに、マダイは全くもって釣れないということもよくある。腕の未熟さは棚上げしていうが、自然が相手なのでいたしかたない。
タイラバタックルと戦略
今回の釣行に向けて筆者が用意したのは、ベイトタックルとスピングタックルと電動タックルの3種類。ベイトタックルはサブタックルも準備した。メインはベイトタックルとし、浅場や潮の流れがないポイントではスピニングでキャストし広範囲を探る。
そして後半は他エリアでの釣行で実績のある電動タイラバを試そうという想定である。タイラバヘッドは80から100gの数を多めにしつつ、30gから200gまで用意した。
タイラバで釣りにくい状況
筆者の限られた経験をもとにした話で恐縮だが、タイラバが垂直に近い角度で落ちていき、巻き上げとフォールを何回か繰り返しても着底までに出るラインの長さがあまり変わらないパターンは好釣果となった試しがない。
タイラバで釣れる状況
逆に好釣果のときは船が潮の動きや風で流され、フォールしていくタイラバのラインが垂直方向ではなく斜めに出ていくパターン。そして、巻き上げとフォールを繰り返すたびに着底までに出ていくラインの量が増えていく状況。底が取りづらかったりするがこういう状況のほうが好釣果になるケースが多いイメージだ。
ただし、船が流され過ぎて150から200gの重量級のタイラバヘッドを投入してもどんどんラインが出され底が取れないほどだと釣りにならない。今回の釣行では風も潮もほぼない厳しいコンディション。最初の流しから約2時間、船中ノーヒットで朝マヅメのゴールデンタイム終了という激渋の状況になってしまった。