船シマアジ釣りで怒涛の入れ食い劇 船中本命43匹をキャッチで早上がり

船シマアジ釣りで怒涛の入れ食い劇 船中本命43匹をキャッチで早上がり

三重県志摩市の片田漁港から出船する遊漁船を仕立てシマアジ釣りに挑戦。途中入れ食いとなり、13匹の本命を手中にした感動の釣行をリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

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船釣り エサ釣り

船シマアジ釣り

三重県志摩市の片田漁港から出船する遊漁船へ9月24日に乗船予約を入れた。昨年から釣行にご一緒させていただいている師匠の加納さんが予約し、竹岡さんと私が加わった3人の仕立船だ。

乗船場所へは午前9時くらいに到着。加納さんはすでに到着して乗船の準備をしていた。あいさつを交わした後、準備をしているところで竹岡さんも到着した。準備を終えて船の到着を待っていると、午前10時30分くらいに乗船場所に午前便の釣行を終えて船が到着。

釣り座について、船長からのアドバイスでソウダガツオがかなりいて、掛かるとオマツリになるため、釣り座はトモとミヨシ側に分かれた方が良いということで、ミヨシの左舷が竹岡さん、右舷が加納さん、トモを私とした。

今回のシマアジ釣りのために準備した仕掛けはミキイトがフロロカーボンライン8号、全長3mの3本バリで枝スは22cm、ハリはシマアジバリ16号、クッションは直径2mmで長さ50cmをテンビンに付け、オキアミカゴは金網で、その直下にオモリ80号を付ける。

同船者に船中1匹目シマアジ

船がポイントに到着すると、即釣り開始となった。1投目から真剣勝負。しかし、アタリなく仕掛けを回収すると、3本ともエサが残っていた。船長曰く「魚に食わせる間が少ないため、エサが食べられていない」とのこと。待っている時間を約10カウントだったのを30カウントまで伸ばすことにした。

午前11時30分くらいに竹岡さんのサオに、それまでと異なる強く引き込まれるアタリがあった。船長が「シマアジのアタリはすぐに分かる、これはシマアジかもしれんねー」と言った。徐々に魚影が見えてくるとシマアジと分かった。それを船長が慎重にタモですくってくれた。これが船中最初のシマアジとなった。

強烈なアタリも痛恨のバラシ

船長から「シマアジはいますからどんどん釣ってくださいね」とハッパを掛けられた。その直後、私のサオにもそれまでとは異なる鋭いアタリがあった。始めはソフトにサオの先端がピクピクと動き、その後グーングーンと一気にサオの先端が海面に突き刺さる強烈なアタリだ。

必死になってこれに対抗するため引き込まれるサオを立てて、ポンピングをやろうと腹にサオのバットを当てようとしたところで軽くなった。痛恨のバラシだった。

船長が「多分今のはシマアジやね。無理に勝負するとすぐにバレるからドラグは緩々にしておいて、魚とのやり取りで状況を見ながら徐々にドラグを締めるとバレにくいよ」とアドバイス。

激しい攻防制し本命手中

すると次の投入でまた同じような強烈なアタリがあった。ドラグを緩々にしていたのでラインを引き出された。その後、ラインが止まったのを見はからって、電動リールを低速回転のままドラグのみを徐々に締めて、激しく暴れるシマアジに対抗した。その後は慎重にテンビン仕掛けをたぐり寄せて、シマアジが船長のタモに回収される瞬間を見てホッとした。

船シマアジ釣りで怒涛の入れ食い劇 船中本命43匹をキャッチで早上がり安堵の1匹(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

この時点で加納さんがシマアジをゲットしていなかった。普通ならばこの状況だと、自分だけがキャッチできていないと焦るところだが、加納さんは至って冷静に現状を分析しながら仕掛けとハリを交換したりと、試行錯誤を続けたりして着実にシマアジとの間合いを詰めていた。

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