三重県志摩市の片田漁港から出船する遊漁船を仕立てシマアジ釣りに挑戦。途中入れ食いとなり、13匹の本命を手中にした感動の釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
怒涛の入れ食い状態に
その瞬間は午後1時30分に突然訪れた。船長が「その引きはシマアジかもしれんねー!」という声が聞こえたのでミヨシを振り返って見てみるとロッドキーパーに固定された加納さんのサオが大きくしなっているのが見え、短時間でシマアジは船長のタモの中に吸収された。
加納さんもとうとう待望のシマアジをゲットした。その後加納さんは1匹目の釣果でコツをつかみ、順調に釣果を伸ばした。竹岡さんや私もこれに追従してシマアジの釣果を重ねた。
エサ取りが多くなったと判断した船長は場所移動をし、次の場所ではシマアジが入れ食い状態となった。3人が同時にヒットすることもあり、船中はタモでシマアジをすくうので手いっぱいで血抜きが間に合わず船内にシマアジがあふれた。このような光景を見るのは初めての経験だった。
入れ食いとはいえ、仕掛けを投入し、置きザオにすると全く食ってこない、シマアジを釣るにはやはり経験に基づいた船長のアドバイスに忠実に従う必要がありそうだ。
大感動の早上がり
午後3時30分、シマアジを狙えばまだ釣れる状況だったが、それまで十分にシマアジ釣りを堪能できたことと、またこの場所でシマアジを釣りたいという思いから、残しておきたいという思いで早上がりとした。こんなにシマアジが釣れる場所は他にあっただろうか。大満足を通り越して感動した釣行だった。
港に到着して釣果を確認したところ、船中でシマアジを43匹、私は13匹ゲットした。片田沖は本当に素晴らしい場所なので、今後もこの場所で継続して釣りができることを願うばかりだ。
<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
出船場所:片田漁港