河口域で手軽に楽しめるテナガエビとハゼは、夏休みのファミリーフィッシングにもってこいのターゲット。ここでは神奈川県下でテナガエビ&ハゼが釣れるポイントを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
引地川
神奈川県の大和市から藤沢市を流れて相模湾に注ぐ引地川。住宅地が広がる河口域には、アクセスにやや不便を感じるものの、足場がよく、魚影の濃い好釣り場が点在している。
1.太平橋上流
太平橋から400mほど上流に位置する親水護岸もそのひとつ。きれいに整備されており、数十mに渡って足元にブロックが入っているため、テナガエビの格好のすみかとなっている。
ハイシーズンになればどこでも釣れるが、数を伸ばすコツは、潮位によって仕掛けの投入場所を変えること。
干潮時はブロックと岸壁の間の狭くて浅いスペースへ、満潮時はブロックの穴のなかを集中的に狙うと数釣りが楽しめる。水面まで少し距離がある釣り場なので、竿は1.5~2.4mの範囲で選ぶといいだろう。
2.八部公園横
隣接する八部公園に駐車場やトイレが完備されており、天気のいい週末は地元の家族連れでにぎわう人気ポイント。
釣り場はスロープになっており、満潮時は半分ほど水に浸かってしまうのが難点だが、ブロック周りを中心にテナガエビの魚影は濃い。
ここは足元の釣りになるので、竿は短めがベター。思いのほか水流が強いので、オモリは重めにしたほうが釣りやすい。
ブロックと岸壁の隙間を狙うのが正攻法だが、根掛かりしやすいので要注意。仕掛けは多めに用意しておきたい。
3.日の出橋
河口から約700mに位置する日の出橋横には、護岸に降りる階段があり、そこから足場のいい釣り座にアプローチすることができる。
スズキ狙いのルアーマンも多く訪れるポイントだが、これからの季節はハゼの魚影が濃く、秋口からは良型の数釣りを楽しむことが可能。
対岸近くは根掛かりが多発するので、中央よりも少し奥に仕掛けを投入し、アタリがでるまで少しずつ寄せてくるのが基本パターンだ。
食いが渋いときは、エサに工夫を。エサ取りも増えるが、本命の数も伸びることが多い。
引地川
藤沢・境川河口
目の前に江の島を望む境川の河口は、汽水域で釣れる魚種が豊富なポイント。砂泥底になっているため投げ釣りに最適な場所で、シロギス、イシモチ、ハゼに加えてシタビラメやキビレなどが釣れる。
ハゼは片瀬橋周辺、少し上流の西浜橋周辺も釣りやすく、実績も高い。両方の橋の間を釣り歩いてみるのもいいだろう。
付近にはコンビニ、釣具店、トイレ、駐車場がそろっているうえに、駅からも近いので電車釣行にもオススメだ。
境川河口