釣りのゲスト魚を美味しく食べよう:ヒイラギ&ヌメリゴチ 下処理が重要

釣りのゲスト魚を美味しく食べよう:ヒイラギ&ヌメリゴチ 下処理が重要

これから本番を迎えるのはキス釣りだ。キス釣りの邪魔者といえばやはりヒイラギ(ゼンメ)とヌメリゴチ(メゴチ)だろう。ここではこれらゲストをおいしくいただくレシピを紹介する。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

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レシピ その他

ヒイラギの煮付け

まずはヒイラギから。ヒイラギのヌメリは、ボウルに入れて塩を振り掛け、箸で混ぜてから水洗いすれば取れる。内臓とエラを取り出してきれいに水洗い。砂糖、しょうゆ、酒を混ぜ合わせて水で味を調整する。

釣りのゲスト魚を美味しく食べよう:ヒイラギ&ヌメリゴチ 下処理が重要キス釣りのゲスト・ヒイラギ&ヌメリゴチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

スライスしたしょうがとヒイラギを入れて火にかけ、火が通ったら、アルミホイルで落としぶたをして弱火で煮詰めれば出来上がり。身がほぐれやすく、甘めの味付けが最高だ。

ヌメリゴチの天ぷら

次はヌメリゴチの天ぷら。ヒイラギと同様にヌメリを取る。ヌメリゴチのさばき方は独特だ。背ビレの後ろから頭の方へ包丁を入れて背ビレを削ぎ切る。胸ビレまでいったら中骨を断ち切る。このとき、完全に頭を切り落とさないように、腹側の皮は残しておく。ひっくり返して腹を上にし、包丁で中骨を押さえて頭を尾ビレ方向へ引っ張ると、ツルンと皮がきれいに剥がれる。

内臓を削ぎ取って松葉下ろしにする。天ぷら粉と水をざっくり混ぜ合わせた衣を付け、松葉を閉じて170度の油で揚げれば出来上がり。モチッフワッとした食感は個人的にはキスのてんぷらよりおいしいと思っている。

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年6月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。