2021年1月1日、ホームの清水港へ初釣りに出かけました。初日の出とともに実釣スタート。タフな状況の中、今年のファーストフィッシュを手中にすることができました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
当日の状況
雲一つない晴天となった2021年の元旦、筆者のホームの清水港へ初釣りに行ってきました。当日は午前中から夕方までウキフカセでクロダイを狙う予定でしたが、西からの季節風が強く吹き付ける厳しい状況に。寒さも厳しく、防寒着を着込んでも肌寒く感じられるほど冷え込みます。
強い風が吹き付けていますが、荒れにくい清水港内の海面は穏やか。釣り開始前にまきエサで潮の流れを確認すると、沖に向かって流れているので仕掛けを流しやすく好都合です。潮は水温の低下によって澄んでいたので、クロダイに警戒されないようなアプローチをする必要があります。
タックル&エサ
当日のタックルとエサを紹介します。
タックル
ロッド:メガディスAGS 1.25-53
リール:インパルト競技LBD
ミチイト:Bluemodel(ナイロン)2号
ハリス:LEVEL(フロロカーボン)1.75号
ウキ:3B ※ウキ止めあり、過負荷のオモリで沈め釣りのセッティング
ハリ:伊勢尼8号
まきエサ
集魚材(濁りが強めのもの) 1袋
オキアミ 1.5kg
ブレンド用の集魚材(遠投タイプ) 半袋
押し麦
さしエサ
まきエサから取った生オキアミ
ハードオキアミ
ボイルオキアミ
初日の出拝んで実釣開始
初日の出を拝みつつ、エサ作りを終えて釣り開始。風がさらに強まる予報なので、午前中のみで勝負することにしました。1匹でもいいので2021年の初クロダイを釣りたいところです。まずは、焦らずにまきエサで魚を寄せる意識で釣りをします。
しかし、直近の急激な水温低下が原因か、エサ取りすらも反応がない厳しい状況です。少し沖にあるカケアガリ周辺が本命ポイントですが、強風時の保険として足元にもポイントを作り、エサ取りの反応でもいいので魚信が出るのを待ちます。
西寄りの風が吹き荒れて仕掛けのコントロールが大変になってきたところで、まきエサが効いてきたのかさしエサをかじられるようになりました。エサ取りは厄介ですが、クロダイが近くに寄ってくると大人しくなる傾向があります。エサ取りがさしエサをかじっているので本命は寄っていないようです。
足元狙いに変更し41cm
西からの強風がさらに強さを増して、沖のカケアガリを攻めにくくなってきました。ここからは足元に作っておいたポイントで勝負することに。
しばらく探っていると急にエサ取りの反応がなくなり、さしエサがそのまま返ってきました。潮も適度な速さで流れているのでチャンスです。
この予感が的中し、いきなりミチイトが引っ張られる感触が伝わってきました。しっかりとアワセを入れてやり取りしますが、重量感的にはそこまで大きくないようです。この時期のクロダイとは思えないほどパワフルな引きをみせますが、慌てずにサオのタメを使って対応します。
最後まで抵抗しましたが、無事にタモへと収まりました。サイズは41cmほどですが、筋肉質でカッコいい本命をキャッチして思わず嬉しさがこみ上げます。強い季節風に翻弄されながらも手にした嬉しい2021年ファーストフィッシュです。