5月12日、大型連休が終わり疲れた体を休めたい週末。だが「釣りをしたい!」と言う子供たちをほうっておくわけにはいかない。ここはお手軽に愛知県岩倉市北島町の岩倉市自然生態園へザリガニ釣りに向かった。GW中にのぞいてみたが、家族連れがタモでかき回して小型を数匹ゲットしていただけでまともな釣果は確認できなかったので、調査を兼ねての釣行だ。
釣り場紹介
ここは知る人ぞ知るザリガニ釣りのホットスポット。
シーズンインすると相当混雑する。
駐車場に限りがあるため気になる人はできるだけ早く行くことをお勧めする。
午前8時30分に到着すると車はゼロ。
先行者はいないようなのでひと安心だが、逆に釣れていないのか心配になる。
タックルは1mまでのサオにタコイト、イトの先にクリップを結んでエサを付けるのが定番だ。
1m以上のサオは禁止。
俗にいうモノフィラメントの釣りイトは禁止なので注意を。
もちろんハリも禁止だ。
エサはスルメが定番だが、生肉の方がやわらかいのでクリップで挟みやすく圧倒的に釣果が上がるのでお勧めだ。
メーンの池をのぞくとやや減水していて底が丸見えだ。
いつもは少なからず見えるザリガニの姿が見えない。
でもサオを出さないと分からない。
子供2人にサオを持たせて水中に放り込ませる。
まずは安全で手堅く釣れる足場のいい護岸際にエサを落とすが反応がない。
底が丸見えなのでいないのが丸分かりだ。
ポイント発見!
少し奥の水中植物が生い茂る場所へ移動。
するといきなり「釣れた~」と子供の声が。
無事グッドサイズのザリガニをゲット。
水深がなくて狙われる場所は危険だと判断して水生植物の奥へ逃げ込んでいたようだ。
そこからはラッシュ!
次々とグッドサイズがヒットするので子供たちは大喜び。
バケツはあっという間にザリガニだらけに。
釣れなくなってきても、少しずつ移動するとまた釣れ始めた。
バレても魚と違ってすぐにヒットするので、釣り尽くすまでにそれほど時間はかからず……。
探り尽くしたため水路続きの奥の池に移動した。
池際を歩くとカエルが次々に池に飛び込む。
ここはビオトープなので自然環境そのままだ。
こちらのポイントは小型のザリガニが多く、人の気配を感じるとダッシュで逃げてしまう個体ばかり。
数が伸びないため大きく移動しながら他のポイントも探ったが、まだ小型が多く、最初のポイントほどの連続ヒットもないため1時間ほどで終了とした。
この自然生態園では、ザリガニ釣りだけでなく魚取りも楽しめる。
カエルやオタマジャクシ、メダカやドジョウ、エビもタモでガサガサするだけで簡単に採取できる。
気楽に自然と触れ合うにはうってつけの場所。
小さな子供は喜ぶこと間違いなし。
ぜひ訪れてみてほしい。
<週刊つりニュース中部版 APC・松田久史/TSURINEWS編>
岩倉市自然生態園