11月1日、再びシーズンを迎えた兵庫・明石沖のマダコ釣りに出かけました。バラシもありましたが、良型6杯をキャッチした釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)
明石沖のマダコシーズン
11月1日から兵庫・明石沖のマダコは秋タコシーズンが始まります。夏タコシーズンが終わり、一時釣りが中断するのには、いくつかの理由があります。
・漁業法143条に基づいた「明石市沿岸のタコ釣りルール」があり、岸寄りの沿岸は6月1日~10月31日は、釣りが禁止のエリアとなります。ただし、
夏タコと同様に規制エリア外ならば期間の問題はなく、釣ることはできます。
・明石沖のマダコは、春か秋に産卵をします。その間は釣れにくくなり食いが立ち始める11月に狙います。
・沿岸エリアは、海苔ダナの設置で近寄ることが危険なため、作業終了を待ちます。
解禁日に釣行
というわけで、禁止エリア解除で、切りの良い11月1日から釣り船はスタートです。タコ釣りはゲーム性豊かで面白く、食べて美味しいため人気で、釣り船が一斉にスタートとなると、我々ボート派も行ってみたくなります。
11月1日の解禁初日、朝の明石・二見沖は、この界隈の釣り船がすべて集まったのかと思う数で、乗合船はどれも満船。びっくりする人気です。夏のポイントとは少しかわるので、どの船もポイント探しで転々と動きます。朝のうちは、まだ潮も速く、冷たい北風が強く吹き、寒い上に船の位置は定まらずで、なかなか初物の顔を見ることができずに時間が過ぎていきます。
小型マダコ連発
夏に釣った実績場周辺を一つずつ試していき、潮が少し緩んできた8時半を回った頃、初の乗り。釣れたのは200gサイズのかわいいマダコです。ともあれ初物ですが小さい…。しばらくすると、同サイズがまたヒット。次は、リリースサイズになってしまう…ということで退散です。
そこで、岸寄りで昨年の秋タコを釣ったポイントを回ります。タコエギも黄色を深緑に変更して、ピンクとのダブルで狙います。
800gサイズ登場
すると、ヌンと腕をタコエギに置いた感覚が出て、しばし待ちながら聞きアワセをすると、ヌォーと重みが伝わります。間をおいて一気にアワせると、ズンと重みが乗りました。これが、この日一番の800gサイズ。嬉しいですね。この重みを感じること、アタリ(乗り)、アワセ、巻き上げと、重みを楽しむのがこの釣りの醍醐味です。
バラシ連発の要因
風も治まり、日差しも暖かく、ここから400~600gを3杯釣りました。腕のヘタッピは承知ながら、3杯釣る間に3回バラしています。掛かりが浅いのでしょうね。
ハリ外れの要因は、アワセが早すぎるのと、アワセが足りない、巻き取りが速いなどです。夏より水温が低く動きが鈍いので、重みを感じてからアワせる間合いをもう少し長くしなくてはいけないです。夢中になると気を付けることを忘れ、食いしん坊が先に立つので、失敗をするのでしょう。反省です。アワセも大事です。必ずタコエギの頭に乗ってきます。だから、思い切りアワセを入れないと、尻尾のハリが掛からないので、力いっぱいアワセを入れます。
10時過ぎ、最後にズンと今日イチの重み。これをばらして、心が折れてしまい沖上がりにしました。