休日はヘラブナ釣りに没頭している筆者ですが、10月になると気になるのが「ハゼ」。今回は宮城・松島付近でヘラタックルを使って釣りを楽しみました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・菅野裕基)
磯崎漁港での釣りは断念
10月3日(土)、ハゼを狙おうと、宮城県松島町の磯崎漁港へ。まだ型のよい「落ちハゼ」シーズンではないため、投げ竿で沖を狙うより延べ竿での足元を釣る「脈釣り」の仕掛けを準備。
13尺の硬調タイプのヘラ竿、仕掛けはトラブルに備えて2セットを用意しました。釣具店で青イソメを購入し磯崎漁港に着くと…そこには既に人、人、人!土曜日で休みの人が多いのか、ざっと30人以上が竿を出しています。どこにも入るスペースが無く、内心やっちまった感があります…。
この時点で午前10時過ぎ。潮見表では10時半に下げいっぱいになるため、ここでは竿を出さずに隣の手樽海浜公園へと動き出します。
ちなみに、磯崎漁港に入って左手、防波堤と橋を渡った場所に「カキ剥き工場」がある堤防があるのですが、どちらも釣り禁止エリアとなっています。看板にも書いてあるので注意して下さい。
手樽海浜公園でハゼ釣り開始
移動時間わずか10分で手樽海浜公園に到着、こちらは投げ釣り1組だけで静かです。
早速準備をして投入すると、なんと1投目からナイスな型のハゼがヒット!オモリ着底と同時に「ビビッ!」というハゼ特有のアタリです。小気味よい引き味を楽しみました。
その後はポツポツと釣れ、1時間半ほどした頃にフグが多くなり、エサばかりを取られてしまい苦戦。このまま釣り続けてもいいのですが、エサの残り具合が不安なためここから20分ほどの東名運河に移動を決めました。
東名運河でも1投目でハゼ
昔から有名なハゼ釣りポイントである「東名運河」。足場は階段状になっているので、休日は家族連れの姿が多く見られる釣り場です。この日も釣り人の姿がポツポツありましたが、辛うじて1箇所だけ階段の場所が空いていたため、竿を出すことに。
仕掛けを投入後、またもや1投目で良型ハゼがヒット!しかし、やはり後が続きません。アタリはあるのですが針掛かりせず、場合によってはエサもそのまま残ってくる事態に。ちょっと雲行きが怪しくなってきました。
時刻は14時頃。こうなったら一か八か奥松島エリアに移動し、最後の望みをかけることにしました。
松ヶ島漁港に移動
移動が多い釣りも疲れますが、最後の松ヶ島漁港にすべてをかけることにことにしました。
やはり有名なハゼ釣りポイントなため、大勢の釣り人がいますが、みんなちょい投げでの沖狙い。私だけ延べ竿での足元を狙う釣りです。漁港の船溜まりの隙間を狙い打ち続けること数分、まずまずアタリがあります。前述の釣り場に比べるとサイズは落ちますが、飽きない程度に釣れてきます。
最終釣果
10匹ほど釣り上げたところで、漁師さんが漁から戻ってきたため、荷揚げの邪魔にならないように納竿することに。漁師さんに声を掛けられて雑談しましたが、やはり今年は水の動きが遅く、ハゼもまだ早いのでは?とのこと。この日は延べ竿のみで20匹ほど釣ることができました。