秋のアオリイカシーズン真っ盛り。ボートからのエギングでは人為的プレッシャーも低く数釣りが楽しめる。そこで筆者が通う京都・宮津湾を例に攻めておきたい地形を紹介。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・兵頭良弘)
秋アオリイカシーズン
秋の深まりとともに、新子アオリイカを狙ったエギングが各地で盛期を迎えている。この時期は子イカの警戒心が最も薄く、積極的な捕食行動を取るのでエギに対する好奇心も旺盛で、活発な追いが見られる。エギング入門を考えているビギナーにとっても最高の入門シーズンと言えるだろう。
秋エギングで釣れるアオリイカは、コロッケサイズと呼ばれる100~300gのイカがメインとなり、どちらかと言えば型狙いよりも数釣りが楽しめるハイシーズンではあるが、時として残りものの親イカがアタってくることもあるので油断は禁物だ。
ボートエギングのススメ
さて、エギングでアオリイカを釣る場合、堤防や磯からエギをキャストして狙う方法と、陸地からでは届かない手付かずのポイントをダイレクトに攻めることができる船やボートからの釣りの2種類が考えられる。
特に最近のエギング人気で実績のある堤防などは、常にエギンガーが所狭しとキャスティングを楽しんでいるので、とてもその間に割り込んで竿を振るなど皆無に等しい状況。そこで、近年、急上昇してきたのが、機動力のある小型ボートを利用したボートエギングである。
今回は毎年、秋のアオリイカシーズンになると良く訪れる宮津湾をレンタルボートで攻める際、見逃せない竿出しポイントとなる3つの基本パターンについて紹介したい。
モデルは宮津湾
京都・宮津市に位置する宮津湾は南北に9㎞、東西に2~3㎞と広大なで奥深い湾である。秋口は波も穏やかで、よほどのことがなければ、黒崎と呼ばれる岬の先端までレンタルボートで出ることが可能だ。
黒崎へ進むほど地磯が続き、言葉では言い表せないアオリイカの好ポイントが無数に点在している。しかし、闇雲にボートを流して竿を振ったところで、本命のアオリイカに出会える確率は低く、それなりのポイント知識を熟知しておく必要がある。