宮崎県日南市の油津エリアで、沖に浮かぶカタブキという瀬での底物とシブダイをターゲットに釣行。ウニエサの付け方に工夫し、本命をゲットすることができた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・野坂僚)
渡船は黒潮丸を使用
同行者は、日南市の小玉さんだ。夜釣りの際は、1人ではなく複数人での釣行をお薦めする。暗い夜磯での万が一の事故にも対応するためだ。
8月15日の午後3時出船で、お世話になった渡船は黒潮丸。午後3時出船で、翌朝午前5時の迎えというシステムだ。
底物を狙う
この時期は午後3時に磯に向かうと日が暮れて、暗くなる7時ごろまでは底物釣り、暗くなってからはシブダイ釣りというように、2種類の釣りを楽しむことができる。
今回の釣行でも、私の場合はいつものように瀬渡し直後から底物(今回はイシガキダイ)狙いの準備を行い、早速釣りを始めた。同様に、同行者の小玉さんも釣りを始めた。
使用したエサ
底物のエサに準備したのは、ガンガゼとシラガウニだ。海水温度25度ほどあったこの日の海では、やはりエサに群がる小型のイシガキダイの猛攻を受け、比較的軟らかいガンガゼだと、あっという間に取られてしまう。
ここでエサ持ちの良いシラガウニが役に立つのだが、ガンガゼでのエサ取りの状況から、シラガウニは芯をくり抜き、その芯のみ2~3個をハリスワイヤーへ通しセットした。
イシガキダイ45cmがヒット
結果的にこれがヒットパターンとなったのか、45cmほどの良型イシガキダイを1尾釣ることができた。
その後も同じように仕掛けをポイントに送り込むが、やはり活性よい小型のイシガキダイと思われる魚にエサを取られ、早い段階で用意してきたガンガゼ20個とシラガウニ2kgはなくなった。
しかし、ちょうどそのころには日も沈み、うっすらと暗くなり始めたので、軽く食事を済ませて、いよいよシブダイ釣りの仕掛けへと変更した。
シブダイ釣りの仕掛け
今回のシブダイ釣り仕掛けだが、底物釣りで使ったサオ、リール、ライン、瀬ズレワイヤーまではそのまま流用した。
ハリとハリスのみを変更したのだが、ハリは鬼掛の夜尾長14号、ハリスはフロロカーボンラインカーボン10号で、ハリスの長さは40cmほど。瀬ズレワイヤーのスクリューサルカンのスクリュー先端に結びつけた。サオ先にはケミホタルLサイズを装着し、置きザオで宙釣りにて狙う作戦だ。
まきエサは、ボイル、イワシスライス、パン粉などを適当に混ぜ合わせて、狙いのポイントに定期的に投げ入れた。つけエサは、キビナゴ、サンマの切り身、オキアミボイルの3つ。