サーフからの投げ釣りでお馴染みのキス。しかし、ボートからライトタックルを使って強烈なアタリを楽しむのもまた一興。今回は、ボートキス釣りで釣果を伸ばすためのメソッドを解説します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉浦永)
衣浦港周辺のボートキス釣況
最近の衣浦港周辺のキス釣況ですが、コンスタントに15~20cmまでの良型かつ肥えた体型のキスが釣れていました。早朝に漁師の底引き網などが行わなければ、良型キスが狙える状況です。しかも活性が高いためアタリが明確で、外道のメゴチやギマも少ない状況でした。
8月18日火曜日、期待しつつボートで出船。この日は晴れで最高気温37度、最低気温27度。潮は大潮で、満潮が5:03分、干潮が11:42分。海は風速4~5mの北風が吹いており、波高0.5mでした。
ボートキス釣りのオススメ仕掛け
ボートでキスを釣る際のコツは、手返し重視の釣りの場合、仕掛けは1本バリのテンビン仕掛けがいいです。1本バリにすることで仕掛け絡みがなくなり、キス1匹ずつ釣りに集中することができます。
船を流して広い範囲を探る際は、スレることを気にしなくていいので2本バリにして数釣りを狙っています。
エサのゴカイも1本バリならすぐつけることができて、エサの動きと手返しを重視するために「チョン掛け」を個人的に推奨しています。
河川沖の広範囲を探る
狙いは大型河川沖合のポイントです。河川からのミネラルが流れ込み、雨などの影響で地形変化が起こりやすく、キスが居付きやすそうなサンドバー付近にアンカリングを行い、キャスティングで広範囲を狙っていく作戦です。
ここでは1本バリのテンビン仕掛けを使って手返し重視で攻め、ポツポツとキスを拾うことに成功しました。が、次第に反応が悪くなってきます。
食い渋りに効く「ドテラ流し」
食いが悪くなった場合の対処法としては、船のアンカリングをやめて、船を風と潮流でドテラ流しにします。
食いが悪くなった原因として考えられるのは、アンカリングしていた船周辺のキスがスレた、または潮時があっていない、などが挙げられます。そのため船を広範囲で流すことによって、活性の高いキスだけをスレさせずに狙って行くことができます!
ゴカイのアピール力や群れに入った場合に数を稼ぐため、2本バリに仕掛けにして変更しました。
最終釣果&釣果につながったポイント
最終的に2時間ほどで13~20cmほどのキス30匹の釣果。スレたと感じたらすぐにアンカーを打ち直してポイントをかえたり、キャスティングでサンドバー狙いにシフトしたり、船を流して広範囲を探ったりなど、ルアーフィッシングのメソッドを流用したのも、今回の釣果につながったポイントかもしれません。
絶品料理
今回のキスは船上でさばいておいて、天ぷらにして食べてみました。釣りたてのキスは身がホクホクで絶品!
楽しく釣って、おいしく食べて、まさに釣り人の特権を感じた一日でした。まだまだ夏はキスシーズンが続きますので、釣って楽しく食べておいしい「キス」をぜひ狙ってみてください!!
<杉浦永/TSURINEWS・WEBライター>
衣浦港