長崎県壱岐・郷ノ浦沖の「沖黒島」へ磯アラ狙いに向かった。沈黙の6時間を経て、体長110cm(13kg)の大型アラに出会えた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・森正和)
沖黒島で磯アラ狙い
長崎県壱岐・郷ノ浦沖の「沖黒島」の磯へアラを狙いに向かった。
今回の同士は小川さん、横山さん、丸山君と私の4人。呼子から渡船かいりゅうに乗り込み約40分で沖黒島へ到着。人気の磯のため、船長からポイントを指示され各自荷物を置いて釣り準備。小川さんと私はアラ狙いで北側に、丸山君と横山さんはイシダイ&上物狙いで西側に上礁した。
磯アラ狙いの仕掛け
私は磯アラ釣行の2回目のド素人のため、師匠の小川さんにレクチャーを受けて釣り開始。磯アラ狙いの仕掛けは、エサの冷凍サバを1尾掛けしてぶっ込む豪快な釣りだ。
事前情報によれば壱岐では磯アラが好調で、1週間に8尾が上がっているとのことで期待が高まる。
沈黙の6時間
とはいえ、幻の魚であるアラはそう簡単に釣れる魚ではなく、釣り開始から6時間経ってもサオ先に何の変化もないまま夕方を迎えてしまった。
夜釣りに備え、早めの夕食を取ろうと釣座から小川さんが離れ数分が経った時、小川さんのサオに変化!サオ先がモゾモゾと反応。小川さんに「何かモゾモゾしてますよ~」と冗談交じりに報告。小川さんは「なんばアタリか!?サラシでモゾモゾしよったい」と余裕の表情。
大アラ110cm13kg急襲
その時、サオが一気に海中へ突き刺さった!「きた!!」と皆でサオに駆け寄りファイト。サオが何度も折れそうなほど突っ込まれたが、巧の技で魚をいなし浮かせることに成功。
海面に姿を見せたのは、今まで磯では見たことのない大アラ。私は震える足でギャフを掛けに向かったが、目の前の大物と生まれて初めてのギャフに戸惑い、なかなかギャフが刺さらない。 永遠にも感じた5分後、なんとかギャフ掛けに成功し見事ゲット。小川さんとハイタッチ。体長110cm(13kg)の立派なアラ。
3kgカンダイをキャッチ
福岡から1時間弱の釣り場で幻の魚と遭遇できる夢の「BIG GAME」。しばらくハマりそうな予感。 一方、私と横山さんはボウズ……。丸山君は初めてのイシダイ釣りで3kgのカンダイをゲットし納竿となった。
<週刊つりニュース西部版 APC・森正和/TSURINEWS編>