6月1日、福井県美浜沖でシーズン初期のパラソル級のマイカ(ケンサキイカ)をイカメタルで狙ってきた。ほとんどのマイカがパラソル級という嬉しい状況で、合間のエサ釣りでも多彩な魚が顔を出し、にぎやかな釣果に恵まれた釣行となったので、その模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・牧野広行)
美浜釣舟センターでマイカメタル
日本海北陸の各遊漁船では、コロナ対策を整え営業が始まっている。そこで私も3か月間の釣り自粛を解き、福井県嶺南美浜早瀬港の美浜釣舟センターに向かった。狙いはシーズン初期のパラソル級のマイカ(ケンサキイカ)!これを繊細なイカメタルゲームで攻める作戦だ。
当日、船長は「パラソルマイカを希望するベテランのお客さんが多いので、前日攻めた沖のポイントはパスして、別場所にチャレンジする」とのことで、美浜沖70mラインに向かった。
ポイントに到着。私の釣り座は右舷トモ。両隣に浮きスッテの釣り人に挟まれ、いよいよイカメタルゲーム開始。
いきなり40cm超マイカ浮上!
7時過ぎ集魚灯が煌々と光りだしたころ、私のロッドの穂先が僅かに伸びあがった。どうやら、スッテにマイカが興味を示しイカパンチを始めたようだ。手を伸ばしロッドの魚信に集中すると、僅かな引き込み!これをスーッとアワせると、鋭いスッテのカンナがマイカの柔肌に食い込んだ。その途端、ロッドがバットから曲がり穂先が水面に突き刺さる。
これを逃がしてなるものかと、慎重にドラグを滑らせながら巻き上げ、確実にランディングした。サイズは確実に40cm越え!今シーズンスタートにいきなりの40cmオーバーは出来過ぎかな?
当日のタックルと仕掛け
初ヒットが海底ベッタリの極めて繊細なアタリであったので、鉛スッテの重さを25号から15号まで落とした。これを可能としたのは0.4号のPEライン。極細ラインなので潮の流れの抵抗をかわし、仕掛けを海底まで届けてくれる。
当日のタックルは、イカメタルロッド7.0ftに小型両軸リールを装着、ラインはPEライン0.4号、リーダーはイカリーダ1本枝2.5号、ドロッパーにはEZ-スリム80mm各色、鉛スッテには四ツ目やEZ-ベイトメタルの10~15号各色を選んだ。