今シーズン初の『明石タコ』釣行 白系エギカラー的中で24ハイ手中

今シーズン初の『明石タコ』釣行 白系エギカラー的中で24ハイ手中

緊急事態宣言解除で、5月23日、例年よりも随分と遅い初物を狙い釣行へ。おいしい明石タコをボート釣りで狙います。約半年近く海の状況を把握していないので、昨年の実績を踏まえて探り、上々の開幕戦となった模様をお届けします。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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船釣り ボート釣り

二見沖で潮緩みを狙う

5時半出航。明石二見沖の西端で、通称寄神沖の規制エリア南端からさらに2海里沖の実績場でスタートです。明石沖のタコ釣り場は、「明石地先におけるタコ釣り等に係る漁場利用規程(第1種共同漁業権)」に則ってセレクトします。

二見沖の満潮は本日7時13分ですが、明石海峡の急潮の影響が大きく、実際に潮が緩み止まるのは、海峡転流時刻(当日は10時27分)のほぼ1時間前くらいです。潮が緩んでくる頃がタコの時合い到来なので、9時半まで一生懸命釣ります。

6時過ぎに釣り開始。水温は18度と良好で、潮は1ノットほどで西に流れていますが、北風がありボートは南西に流され、仕掛けが斜めに入ります。少々釣りにくいながらも期待感いっぱいです。

今シーズン初の『明石タコ』釣行 白系エギカラー的中で24ハイ手中当日のタックル(作図:WEBライター・丸山明)

400g級マダコ手中

まもなく、ぎゅーーっと重みが出て、両手で思い切りのアワセ。嬉しい初物は、黄と緑の柑橘系タコエギに乗っかってきました。400gアベレージサイズですが、嬉しいですね。

今シーズン初の『明石タコ』釣行 白系エギカラー的中で24ハイ手中400gが登場(提供:WEBライター・丸山明)

この重みがたまらないタコゲームですが、その後が問題で、3連続バラシが続きました。どうやら巻き上げの速度が速くなっていたようです。つい焦ってせっせと速く巻いてしまうのがバラす要因です。次は意識してゆっくりと巻き、何とかホッとする2ハイ目です。

この頃から潮が速くなり、北風もそこそこ吹き、釣りづらい流れです。ヒットも2ハイで止まってしまいました。タコは潮の流れの速い時は海底にへばりついていて、緩み始めると就餌活動をします。

8時前には潮も緩み、北風も収まるはずと思いながら、心が折れそうになりながらの我慢の釣りが続きます。その後、私のミスでバラしてしまったものの、5回も乗ってきたので、海の中は好調なようです。

時合い到来でキロ級浮上!

期待通り8時前に潮と風が緩み始めたのを機に、タコエギの色を白色系コンビに変更。同時に誘いもいつもより速めの動きに変えたら、乗ってきました。ズンと心地よい重みが続きます。順調にタコがエギに乗ってきますので、暗かった気持ちが一気に明るくなる調子者です。

潮の流れが0.8ノットくらいになると、吹いていた北風もなくなり、時合い到来の雰囲気です。潮の流れにボートが同調して釣りやすくなると、前アタリからわかりやすくなり、「ほらっ来た」。

ヌンと重みが乗り、待つこと1、2、3、4、5カウント。「それッ」というアワセにズンと重みが加わり、キロサイズが浮上しました。巻き上げは大きな抵抗感がありました。

今シーズン初の『明石タコ』釣行 白系エギカラー的中で24ハイ手中時合い到来(提供:WEBライター・丸山明)

前アタリの重みが出たら、焦らず「1、2、3、4、5」と数えて、思い切りアワセを入れます。中途半端ではなく、思い切りです。ここで手応え十分の重さを味わうのがタコゲームの真骨頂です。

最終釣果

この後も白色系コンビのタコエギがタコをだまし続けます。8時前からの1時間は、まさに時合い。「入れ乗り」の調子で、外出自粛での暗い日々がうそのようなタコゲームができました。

今シーズン初の『明石タコ』釣行 白系エギカラー的中で24ハイ手中この日の釣果(提供:WEBライター・丸山明)

イケスの逃亡防止のネットの中で、タコが団子のようになって動いていて、思わずにっこり。毎回こういうふうにはいかないものの、1年に少しだけこんなことがあるので、釣りはやっぱり楽しいです。

9時半ごろには潮が緩み、下げ潮前の潮止まりです。予想以上の釣果に恵まれましたので、下げは狙わずここで沖上がりです。どこにウイルスがいるかわからないので、しばらくは慎重に短時間勝負です。昨年の実績場を探っていき、タコの寄り場でいい時合いに恵まれたのが、釣果の一番の要因でしょう。おかげで、300gから1kgサイズまで24ハイの釣果で、開幕戦は大満足です。

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