2月14日、アマダイや根魚(大型のソイやカサゴ)を狙って石川県・志賀町の西海漁港から出船している遊心丸に乗船した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 中畑雅明)
遊心丸でライトジギング&エサ釣り
遊心丸は西海漁港を午前7時前に出船。当日はライトジギングとエサ釣りの混成便で、メンバーのほとんどはライトジギングだ。私はターゲットが底棲魚ゆえ、底をじっくり探れるエサ釣りに分があると考えていたが、ジグのほうがよく釣れると船長の談。あとでこのことを思い知ることになった。
港を出て40分後に実釣開始。早速西岡さんがエサでアマダイやキダイをキャッチし、私も40cmアップの本命とキダイをゲット。
出だしこそエサ釣りが有利だったが、時間の経過とともに、ジギング組の人が続々と釣果を伸ばし始めた。
ライトジギングのタックル
ジギング組の各自が使っているタックルは6ft台のULクラスのライトジギングロッドやタイラバロッド。リールはシマノで4000番、ダイワで3000番の中型スピニングで、これにPEライン1.5号を300m巻いている。ちなみにジグはイエヤスの80~120gだ。スピニングでやる理由は、キャストして底を広く探り、かつオマツリを抑止できること。
また、PEライン1.5号とアマダイや根魚に対して強いラインを使う理由は、大型の青物やマダイ、タラなどが交じってヒットするから。
そして、ライトゲームながらラインが300m必要なのは、水深150m超のポイントに行くこともあるためだ。
ジギング勢が圧倒的有利に
日が昇りきって、エサ取りの活動が活発化してくると、エサ釣りの私はこれに難渋。回るポイントも80~150mと深いため、手返しを考えると非常にタイムロスが大きい。
四苦八苦しているうちに、ジギングの人たちは、40cmほどの巨大なカサゴや40~50cm台のクロソイ、果ては小型のアラまでゲットし、お祭り騒ぎだ。
希少魚も続々ヒット
やがて、釣りも後半に差し掛かり、船はポイントを移動。岸よりの80mラインに入った。ここで、再び西岡さんが本命のアマダイをキャッチ、これで4匹目だ。
続いて、待っていたのが近海の多彩なターゲットのラッシュ。マダイや良型のシーバスが乱舞し、極めつけは山本さんがキャッチした2kg台のイシナギ。
その顔触れの多彩さに、あらためて富来の海の豊かさを実感した。