2月24日、和歌山県広川にある釣堀紀州へ釣行してきた。同施設のこの時期の放流魚は、マダイ、クロソイ、メジロ(ブリの若魚)、カンパチ。天候もよく春を思わせる気温だが、この日の魚のご機嫌はいかに?
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・大塚香奈)
工夫的中でマダイ手中
すると、先ほどまでは軽く触るだけだったマダイが、しっかりとくわえ込むアタリを出すようになった。
この日はフォールでの誘いに対して反応がよかったため、ミャク釣りタックルのオモリも1号から3B、そしてノーシンカー(オモリなし)へとより軽くてナチュラルにエサが落ちていくように仕掛けを変更することで、時間が経過するほどアタリが薄くなりつつあるマダイをしっかり逃すことなく取り込むことができた。
魚の活性と仕掛けを随時意識し、ほんの小さな工夫をすることで釣果に差が出るのが冬の海上釣り堀だ。
最終釣果と今後の展望
結局この日は後半の仕掛け変更が功を奏し、マダイ10匹。食い渋る魚が目立つ中、ツ抜け釣果でイケスの竿頭となった。
釣堀紀州では今後、海水温が上がり水温が安定してくると、シマアジの放流が行われる予定だ。シマアジの放流が始まるころには水温も上がりハリスを落とさずとも釣れるようにはなるが、低水温期の食い渋った魚は繊細な仕掛けとちょっとした工夫で釣果に差が出る。
海上釣り堀は限られたスペースに必ず居る魚を釣る釣りだからこそ、食い渋った時には様々な工夫を凝らして釣果を伸ばしていくのが面白い。
<大塚香奈/TSURINEWS・WEBライター>