「花粉症」に効果が期待できるサカナとは 「オメガ3脂肪酸」がポイント

「花粉症」に効果が期待できるサカナとは 「オメガ3脂肪酸」がポイント

今年もアレルギー持ちにとって辛いシーズンがやってきました。そうです「花粉症」です。今回は、同症状の低減に期待が持てるサカナを紹介します。

(アイキャッチ画像出展:PhotoAC)

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その他 サカナ研究所

脂の種類に気をつけよう

このように様々な魚から摂取することが可能なオメガ3脂肪酸ですが、しかし注意が必要な魚もあります。

例えばギンダラや同じ仲間のアブラボウズの脂肪に多く含まれるトリグリセリド(いわゆる中性脂肪)は、栄養価は高いものの花粉症への効果は期待できません。

「花粉症」に効果が期待できるサカナとは 「オメガ3脂肪酸」がポイント脂が乗って美味しそうだけど……(提供:PhoteAC)

また最近刺身で人気のマス・サケは養殖魚の流通量も多いですが、養殖の際に用いられる餌の種類によっては、飽和脂肪酸(肉に多く含まれる脂質)の割合が高くなることもあるようです。(『大和薬品なるほど健康塾』「鮭の養殖をめぐる問題」)養殖魚は脂の乗りもよく人気が高いですが、その育て方にも注目する必要があるでしょう。

オメガ3脂肪酸がいくら花粉症に効果があると言っても、摂取し過ぎは身体の他の部分に負の影響を及ぼす可能性があります。日常生活で摂取している飽和脂肪酸のいくらかをオメガ3脂肪酸に置き換えるような意識で摂取するのが良いでしょう。

<脇本 哲朗/サカナ研究所>