先日、帰港中の遊漁船が防波堤に衝突する事故が起きました。できれば起きてほしくない事故ですが、船の事故処理の流れが自動車とは全く異なることを皆さんはご存じですか?今回は、船舶と車の免許の違いを比較しながら紹介していきます。
(アイキャッチ画像出展:PhotoAC)
処分事例はネットで確認できる。
海難審判の裁決は、一部伏せてあるものの確認をすることが可能です。
裁決の閲覧
過去の裁決がどういったものかは、海難裁判所のホームページで確認できます。(出典:海難審判所ホームページ(https://www.mlit.go.jp/jmat/saiketsu/saiketsu.htm)。)裁決の結果を確認してみると、ほとんどが戒告か該当者の1ヶ月業務停止で、2~3ヶ月業務停止は稀です。海難審判は交通事故と異なり刑事罰にあたらないためですが、若干緩く感じる人もいるかもしれません。
海上は刻一刻と環境が変化し各国の船舶も往来するうえに、独特の法規制があったりと複雑難解。そのために海難審判という形をとっていると予想されます。
もちろん、今後事故が増えていってしまうと法規制や罰則の強化、海難審判の厳罰化につながることも考えられます。釣り人の皆さんは、海上ではくれぐれも船長の言うことをしっかり聞いて、安全な釣行を心がけるようにしましょう。
【法律関係の出典:e-Govウェブサイト(https://www.e-gov.go.jp)】
<TSURINEWS編集部・四家>