郡上漁協管内での渓流釣りが解禁となり、2月19日にホームの長良川郡上でサオを出したのでレポートしたい。
古道川から釣り開始
午前8時に起床。
準備を済ませて家を出ると気温はマイナス6度で、とても釣れる気がしない。
まずは郡上八幡の清水釣具店で暖を取りながら大将と釣り談議。
十分温まったところで店を後にしたが、まだ午前9時すぎ。
コンビニで暇つぶしをして、10時半ごろにようやく長良川本流でエサのカワムシを採取する。
カワムシは極小のキンパク、オニチョロを採取。
取れるカワムシの量やサイズは例年通りだが、当日は極小サイズを選んで採取。
理由は、低活性のアマゴを確実にハリ掛かりさせるためだ。
向かったのは長良川支流の栗巣川水系で、まずは古道川から釣り始める。
古道川の中流部へ到着。
積雪は50cmほどで気温は相変わらず低いが、風がない分、体感温度は低く感じない。
体中にカイロを張り肩・腰・太もも・足首と万全だ。
気温が低いので、雪の上を歩いて川へ下りられるので助かる。
まずは引船に水を入れて仕掛けをセット。
大岩に身を潜めて、渇水なのでアプローチは慎重に。
エサは極小のキンパクを3号のハリに尻尾から刺し、腹の横からハリを出した。
木の枝に引っ掛からないように振り込み、流芯に乗せて流すが無反応。
オモリを2Bにして流芯脇の緩い流れを「超スロードリフト」で流した。
少しずつ下流へ流れ、目印がスーッとわずかに動く。
しかし、ここでアワせると駄目。
目印が2個ぐらい水中へ引き込まれてからアワせた。
グングンと確かな手応えでサオを絞り、水面を割って飛んできたのは、まだサビが残るかわいらしいヒレピンアマゴ。
16cmほどだろうか。
キープして同じように攻めていくと、16cm前後が多いが順調に釣れる。
栗巣川へ移動
15cm以下も釣れるが、もちろん即リリース。
いいサイズがなかなか出ないので、ここで栗巣川へ移動して中流部へ来た。
岩などに身を隠して木化け、石化けで慎重にポイントへ近づく。
足音もできるだけ立てず、抜き足・差し足・忍び足。
流し方は超スロードリフト。
初期は低活性で、速い流れにはついていない。
緩い流れでエサを待つが、追い食いもしないのでアマゴの目の前にエサを運ぶイメージで流す。
アワセは遅アワセで、午後になり活性も上がってきたのか、少しサイズが良くなり20cmも交じるようになってきた。
そして大岩裏の白泡へエサを振り込むと、すぐさま好反応。
しかし、アワせミス。
イワナかな!?エサをイワナの大好物のオニチョロにすると一発で食ってきて、タモに収まったのは唐草模様がきれいなイワナだ。
この後、数尾アマゴを追加して納竿。
結果、ヒレピンアマゴ15~20cm25尾、ヒレピンイワナ1尾となった。
なお、17cm以下の生きていたアマゴはリリースした。
渇水状態なのでやはり一雨待ちといったところ。
ただし、雨が降れば当然雪代が入り水温は低下する。
増水時は雪代の影響が少ない河川を選択すればいいと思う。
<週刊つりニュース中部版 APC・松森渉/TSURINEWS編>