東京湾の人気ルアーターゲットシーバス。乗合船でのジギングの基本をまとめた。
身近なタックルで始めよう!
【タックル】
専用タイプが望ましいが、バスロッドやライトゲーム用の竿でも十分に楽しめる。
ミチイトには必ずリーダーを結ぶ。
船上で確実に結束できる方法を覚えておくが大事だ。
【メタルジグ】
60~80gがメーン。
風が強い日にピンポイントでジグを落とし込みたいときには120g前後が活躍することもあるので幅広く用意する。
カラーは、ベース色がシルバー、ゴールド、パールの3種類が基本。
定番は赤金、青銀、ピンク銀、パールチャートなど。
濁り気味のときや曇天時はアピール度の高い金系、澄み潮や晴天のときはナチュラルカラーの銀系主体にローテ。
パールベースや単色ピンクなどは、潮色や天候に関わらずアタることがある。
いずれにせよ1色1ルアーにこだわらず、交換していくことが数を伸ばすキモ。
【フック】
ジグに付けるフックのセッティングはさまざま。
フロントにシングル、テールはトリプルを基本に本数を考える。
「テールにアシスト2本」や、「フロントとテールにアシスト1本ずつ」、「フロントにアシスト1本テールにトリプル」など。
また段差式アシスト1本というのもいい。
キャッチ&リリース前提なら、ペンチなどでカエシを潰したバーブレス(カエシなし)が必須。
【アイテム】
プライヤーやフィッシュグリップがあると安全に魚からフックを外せるので便利。
釣り方とリリース
【基本の釣り方】
船長が水深や狙いのタナをアナウンスしてくれる。
基本は底中心だが、中層のタナを指示された場合、その上下3m前後も探りたい。
サミングしながらジグを落とし込むが、このとき意識しておきたいのが、ほとんどのアタリはフォール中にでること。
特に着底や指示ダナ直前はヒット率が高いので要注意。
途中でジグが止まったりといった違和感があったらすぐにリールのクラッチを入れてアワせる。
フォール中にアタらなければ、着底させてイトフケを取り、ワンピッチジャークやただ巻きで誘う。
食いが渋いときは緩急をつけるとアタリがでることも。
釣れている人のアクションやジグのカラーをまねるのも手。
【リリース】
リリースする際、ほかの魚に警戒心を与え、食いが渋くなると言われている。
よって、バケツなどに魚を入れておき、ポイント移動時などにリリースするように指示する船もある。
ていねいに扱い、なるべく魚に触れず元気な状態でリリースすることが大前提。
目にハリが掛かってしまったり、出血が多い場合はリリースは諦め、キープして美味しく食べよう。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>