千葉県富里市にある海釣りハウス・コリュッシュは屋内にある海水魚の釣り堀。雨・風の影響がなく、冬場の寒風も関係なし。船釣りはシケで出船中止がよくあるが、ここでは思い立ったが吉日の釣行日和。スケジュール通りに楽しむことができる。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)
海釣りハウス・コリュッシュへ
水温が低く活性は下がる時期ではあるが、こぢんまりとした釣り堀ゆえにヒーターなどで温度管理は抜かりなく、高級魚マダイを中心に食いがいい状態を保っている。
また、同ハウスの目玉といえば毎週土曜日に行われる大将エビ(オマールエビ)の夜釣り。こちらは本来が低水温の海域に生息するだけに冬場はまさに釣り本番。活発な食いを見せて釣り人に熱気をもたらしてくれる。
「イセエビ釣りは難しい」と言われるが、こちらは比較的簡単。まったくの初心者が複数尾数を上げて喜ぶ姿が毎回見てとれる。
手ぶら釣行OK
開始前に初めての人のためにスタッフによる釣り方のレクチャーがあり、貸し竿が完備されているので「どんな仕掛けか」と悩む必要はなく、手ぶらでの釣行がOK。
暗いなかでの釣りなので、手元を照らすライトは必携。エサを付けるのとハリを外すのに必要な光度があれば十分で、極端に明るいのはNG。となりの人が読書できるくらい明るいライトを使う人はいるが、水面に灯りが漏れて反対側の人の迷惑になるので注意。
オマールエビ放流タイム
1月11日(土)は16人が参加して行われ、まさに「初心者にも釣れます」を目の当たりにすることができた。
18時半に開始。1人あたり2尾の放流数なので、前半は16尾を放流。入れた直後は活発に歩き回るので、チャンスだ。
後半開始前に2度目の放流があり、やはり直後は食う確率が高い。前半の釣れ残りもそれにつられて活発にエサを追うようで、後半戦開始直後は神経集中タイム。
また、釣り座が前半同様に抽選で代わるので、前半ダメでも後半一気に挽回ということがたびたび。その逆も多く、当日もまさにその例にピッタリの光景が見られ、そこが釣りの面白いところと実感させられた。
レクチャーを受けた人は約半数の7人。
初心者もオマールエビを手中
田中夫妻は両名とも夜釣りが初めて。何より釣り自体がほぼ初めて。オマールエビという名前に魅せられ参加。なんと夫が7尾、妻は2尾。いい型のマダイのオマケも付けて「いやービギナーズラックです」と大喜びだ。
須田父子は普段は海づり公園などで陸っぱりの釣りを楽しんでいるらしく、今回が初めてではないが、たまの参加でも2尾ずつゲットで満足したようだ。