越前茱崎でもマイカの情報が入りだしたので、12月21日、今年の釣り納めを兼ね、船宿ディープオーシャンでマイカ狙いのイカメタル釣行をしてきた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・Shinchan)
夏と冬のイカメタルの違い
冬のイカメタルは夏場と違いヤリイカが狙え、べた底から5m位を誘う場合が多い。今回の釣行は、マイカ(ケンサキイカ)がメインだが、夏場と違いタナは浮いてこなかった。しかも夏場はタナがバラつくことがあり、イカを見失うことが多いが、冬のイカメタルはタナが安定していて、釣りやすいことが特徴だ。
また浅いタナにはムギイカが居着いていて、フォールで誘いながら底まで落とし、更に底までの10m(今回の場合は水深40mあたりから)は、フォールショットなどの後付けレバーでテクニカルブレーキを調整し、スローに落とすとフォールで食ってきた。
ただ底まで一気に落とすのではなく中層でムギイカ、底付近でマイカやヤリイカを狙うことが出来るので是非頭の片隅に置いておいてほしい。またこれから本格化するヤリイカは、根が荒いポイントに入ることがあるので、完全に底まで落とすのではなく底を切った状態から誘い始め、根掛かりを回避すると良いだろう。
真冬の日本海釣行のワンポイントアドバイス
真冬のイカメタルはやはり防寒をしっかり行うことが重要だ。今回の釣行では冬型の気圧配置が緩み、さほど寒くなかったが、それでもインナーにはカイロ、首や口元はネックウォーマーなどでしっかり対策して、真冬のイカメタルを快適に楽しんだ。
以前にも寒さ対策の記事『イカ持ち帰り方を実釣付き解説 12時間後も鮮度抜群【福井県・越前】』を書いているので参考にして頂けると幸いだ。
ライントラブル時のリカバリー方法と必須アイテム
今回の釣行は、とにかくライントラブルに悩まされたが、船長の絡まったラインの外し方はとても勉強になった。大概は直ぐに外すことができるが、ティップにPEラインが絡まることは、イカメタルやティップランではよくある。
しかしPEラインの特性上、がっちりとティップやガイドに絡まってしまうこともあり、こうなると外すのに苦労する。
いつもはピンセットで絡まったラインをつまんで引っ張ったりしていたが、船長の外し方を見ているとラインをつまんで引っ張るのでは無く、くるくると回していた。そして回しながらPEラインの編み込みを解く感じで上手く解けたら輪っかを穂先側へ押し出して見事に外して見せてくれた。
要は編み込んだ8本のうち1本が掴めれば、そこから他の7本が必然的に引っ張られ、絡んだPEラインが解けるイメージだ。そこで考えた便利アイテムが金属製のブラシと手芸用のニードルだ。
まず金属製のブラシでPEラインの一部を引っ掛け、上手く掛かったら針を使って輪っかを大きくし、そのまま穂先側へ待っていくと直ぐに外すことが出来る。参考にしていただければ幸いである。
今後の展望
この記事を執筆した12月末時点で、日本海の小浜から敦賀までの若狭湾エリアや越前方面でも数は少ないがマイカ(ケンサキイカ)やヤリイカがボチボチと釣れ始めている。
三重県の紀伊長島でもアカイカ(ケンサキイカ)やスルメイカがイカメタルゲームで釣れ始めており、いよいよ冬のイカメタルゲームが楽しめる季節になってた。繰り返しになるが、防寒をしっかりと行い、ぜひ真冬のイカメタルゲームを楽しんでほしい。
<Shinchan/TSURINEWS・WEBライター>