イシモチは足が早い魚と言われ、鮮魚店などで生食用を入手するのは困難。しかし、釣り人なら新鮮な魚を刺し身などで楽しむことができる。より美味しく食べることができるように血抜きの方法を確認しておくことを勧める。
血抜き
釣れたらすぐに処理することで、身に血が残り生臭くなることを防ぐ。
(大まかにはイラスト参照。)
水を張ったオケへ入れてしばらく泳がせると、傷をつけた箇所から血が流れだす。
クーラーへ移すのが早すぎても血が抜けきらないので、しばらく泳がせておくことが重要。
循環パイプがあればオケに入れておき、海水が透明に近づいたタイミングで交換。
この時期は気温が低く多少入れっぱなしでもいいが、早めに海水+氷を入れたクーラーへ。
釣れ具合にも左右されるが、ひと流しごとには行っておきたい。
お勧め調理と、アレンジレシピ
刺し身はもちろん、ネギやショウガなど好みの薬味を添えてたたきもいい。
さらに粘り気がでるまでたたいてナメロウにしても酒の肴やおかずに最適。
変わりどころでは、皮目をあぶった半生の刺し身をごま油+塩で食べるのが好きだという人もいる。
先述のゴマ油+塩の食べ方をヒントに「あぶりイシモチのナムル風」を作ってみた。
【1】ボウルや大きめの器に好みの量のゴマ油+塩を入れ、隠し味に中華スープの素をごく少量加える。
【2】湯通ししたもやしと皮目をあぶったイシモチをあえれば完成。
中華スープの代わりに正油を2、3滴たらしても美味しかった。
イシモチのあぶりが面倒であれば、もやしと一緒に軽く湯通しすればさらに時間の短縮が可能。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>