初心者がエリアトラウトで1日10匹を釣る方法【北方マス釣り場】

初心者がエリアトラウトで1日10匹を釣る方法【北方マス釣り場】

釣り物が少なくなる冬でも楽しめる釣りが「エリアトラウト」だ。今回は、北方マス釣り場での実釣を踏まえ、初心者でも1日10匹釣る方法を解説したい。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 松尾 尚恭)

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トラウト ルアー&フライ

釣り方~いざ実釣へ~

管理釣り場での基本的な釣り方を紹介する。

初心者がエリアトラウトで1日10匹を釣る方法【北方マス釣り場】エリアトラウトの釣り方(作図:週刊つりニュース中部版 松尾 尚恭)

キャスト

キャスト後、ルアーを巻き始める前に強めにイトを張り、ラインを着水させてたわみを極力少なくする。

イトフケが多いと巻き始めにルアーが動かず、またバイトがあっても分からなくなるので注意しよう。

巻き方

クランクベイトはルアーがきれいに泳ぐように、一定の速度でサオ先がブレないように巻くのが基本だ。

特にアクションは必要なく、むしろサオを動かすとせっかく追ってきた魚が逃げてしまうことが多い。ブレずに巻くにはサオの持ち方にコツがあり、グッと握り込むのではなく極力軽い力でフワッと持つこと。また巻きスピードも重要で、ハンドル1回転に2~4秒が最も多用するスピードだ。

釣り場で初心者の釣りを見ていると、巻くのが速くて魚が追いつけていないことが多い。ゆっくり巻くことを心がけよう。

レンジ(タナ)の説明

ルアーを引くうえで最も重要視するのがレンジ(タナ)だ。ウキ釣りや船釣りの経験があればピンとくるだろうが、エリアトラウトにおいても反応のあるレンジがしっかりと存在する。

魚が口を使うレンジを見極め、ルアーをそこに通すことが何より重要だ。ルアーの種類やカラーを気にするより、最優先でレンジを把握しよう。

水中を泳ぐ魚と同じレンジか、魚体ひとつ分上を引くとアタることが多く、水面直下から水深1mの間のヒットが多い。北方は水深が浅く水がきれいなので、水中の魚の動きを目で見て確認することが容易。

水中が見やすくなる偏光グラスは、持っておいた方がいいギアだ。

ファイト

さて魚が掛かったらどうするか。最初に簡単に言ってしまうと、リールを巻き続けることだ。サオはあまり大きく動かさず、寝かせたまましっかり曲げる。

初心者がエリアトラウトで1日10匹を釣る方法【北方マス釣り場】最後はネットで魚をキャッチしよう(提供:週刊つりニュース中部版 松尾 尚恭)

ポンピングをしたりバス釣りのようにロッドを左右に動かしていなそうとするのは、エリアトラウトにおいては逆効果。バーブレスフックと魚のトリッキーな動きでポロッと外れてしまう。リールはドラグをジリジリ滑らせながら巻き続けるだけでOKだ。

まずとっかかりとして放流の釣りとクランクベイトの釣りを紹介したが、これで1日10匹はまず現実的にクリアできるようになるはず。

釣り堀と言って侮るなかれ、エリアトラウトはやればやるほど面白く奥が深い。ぜひこの冬に挑戦していただきたい。

初心者がエリアトラウトで1日10匹を釣る方法【北方マス釣り場】エリアトラウトで楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 松尾 尚恭)

<週刊つりニュース中部版 松尾 尚恭/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
北方マス釣り場
この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年12月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。