青物好調の丹後沖ジギング 本命ヒラマサにハマチは数釣り【シーホーク】

青物好調の丹後沖ジギング 本命ヒラマサにハマチは数釣り【シーホーク】

青物ジギングの絶好期に入った京都・丹後沖に挑戦した。あいにくの波で、寒ブリ狙いの本命ポイントには行けなかったが、ハマチの数釣りを楽しみ、ブリと並ぶもう一つのターゲット、ヒラマサも同行者全員がキャッチして満足の釣行となった。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・田中耕二)

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シーホークで丹後沖青物ジギング

京都・丹後半島に青物ジギングのシーズンがやって来た。早くも10kgオーバーのブリが上がり、メジロの数釣りも報告されている。万全のタックルを準備して11月30日の釣行日を待ったが、冬の天候による影響で北風が強く、出船が危ぶまれる。前日、船長に出船確認の連絡をすると「波が残るので、少し遅らせて出ましょう」と出船決定。ワクワクしながら出船地の舞鶴を目指した。

朝8時前に港へ着くと、すでに船長が出船準備をしている。早々に準備をして船に乗り込む。8時半、波高の中をシーホークは、沖を目指す。私と釣友の木村さん、李さんは船室に入ってポイントまでの道中を寝て体力温存を企んでいたが、大波に七転八倒。ポイントとなる冠島周辺までの約1時間は、寝るどころかどんどん悪くなる気分と吐き気との闘いだった。

冠島の風裏からジギング開始

そんな訳で最悪の体調の中、ジギングが始まった。冠島の風裏からスタートである。水深70mのエリアではハマチの反応があった。右舷の大ドモから私、木村さん、李さんと並び、ミヨシには常連が陣取る。

最初の流しではバイトが出なかったが、2流し目から炸裂。まずは、常連が丹後ジャークでハマチをヒットさせる。ワンピッチで誘う私にもグッと重みが乗り、ロッドが曲がった。ドラグは滑らないので、ハマチだろうとグイグイ巻き上げてゲット。

ハマチクラス連発

当日の狙いはヒラマサ。PEライン3号の太いタックルなので、ハマチクラスではビクともしない。抜き上げた魚は船長が締めて潮氷の船倉へ入れてくれる。アングラーは釣りに集中できると言う訳だ。

どのポイントでもハマチはアタってくる。入れ食いとまではいかないが、パターンさえ合えば痛快な引きを堪能できる。この日は、細身のシルバーグローに反応が良かったように思う。

冠島周辺にはヒラマサが居る

午後からは風が治まり穏やかになる予定だが、まだまだ波高。ポイント移動は波を切り裂いていく。これでは寒ブリの本命ポイントである白石グリには行けそうもないが、冠島周辺には「ヤツ」が居る。そう、海のスプリンターと呼ばれるヒラマサである。ひとしきりハマチを楽しんで、ヒラマサ狙いに移行。

青物好調の丹後沖ジギング 本命ヒラマサにハマチは数釣り【シーホーク】しぶきを被りながら移動(提供:WEBライター・田中耕二)

水深55m、根の粗いポイントだ。PEライン4号を巻いたスピニングタックルでアプローチしたがノーバイト。不思議とハマチもアタってこない。

ミヨシでヒラマサが・・・

2カ所目でミヨシのアングラーにヒット。ドラグ音を響かせながら浮いてきたのは、イエローラインのきれいなヒラマサだ。このポイントではヒラマサが2尾上がった。ヒットパターンは丹後ジャークの後のワンピッチのようなので、スピニングタックルで狙い続けるが、私にはアタらない。木村さんもヒラマサ狙いになってからは沈黙を続けている。

同行者に強烈な引き

そんな中、李さんに激震。ヒットと同時にドラグが唸り、一切止まる事のないままにラインブレイク。間違いなく大型のヒラマサだろう。初めてヒラマサを掛けた李さんは目を丸くしていたが、次の流しで念願のヒラマサをゲット。

青物好調の丹後沖ジギング 本命ヒラマサにハマチは数釣り【シーホーク】李さんにヒラマサがヒット(提供:WEBライター・田中耕二)

李さんがベイトタックルでの、比較的ゆっくりとしたワンピッチでヒラマサを連発させたので、私もベイトタックルに持ちかえる。ボトムタッチから速巻きして、ワンピッチ3回とロングジャークをセットで続けていると、ロングジャークからのフォールで食い上げのアタリ。

筆者にも65cm級ヒラマサ

アワセを入れたが、手応えは軽い。ハマチかと思ったが、巻き上げにかかると抵抗し始めた。ガンガンと頭を振ってドラグが滑り、ラインが引き出されるので、ヒラマサだと慎重になる。少し滑ったドラグが止まったので、反撃開始。

狙いのサイズではないが、数年ぶりのヒラマサの引きを楽しんでゲットした。サイズは65cmほどだが、体高があってなんともカッコイイ魚ではないか。調子に乗って同サイズを追加。

まだヒラマサを釣っていない木村さんは焦りだけが先行し、ジャークに余分な力が入っている。ジグがエビになって上がってくるばかりだ。残念ながら時合いが終わったのか、ヒラマサはもちろんハマチのアタリも遠のいて船長は反応を探してウロウロ。僚船も少なくなっていたところを見ると、白石グリにブリを狙って移動した船もあるのだろう。

夕マズメは再びハマチから

後半戦は冠島の西側で勝負。太陽が傾くと再びハマチのアタリが出だした。ハマチはリリースする人が大半で、私も後半はリリースしていた。船長から「ここはヒラマサが出ますよ」とアナウンスが入るとPEライン3号のタックルで勝負。午前中と同じパターンで3尾目のヒラマサをゲット。すぐに木村さんも念願のヒラマサをゲットできた。夕方の時合い突入である。

青物好調の丹後沖ジギング 本命ヒラマサにハマチは数釣り【シーホーク】木村さんに念願のヒラマサ(提供:WEBライター・田中耕二)

寝不足で戦線離脱していた李さんが船室から戻ってきたと思ったら、ハマチ連発の後にヒラマサをゲット。この日はアタリに当たっていた。

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