有明海『ランカーシーバスゲーム』始動 コノシロパターンで最大86cm

有明海『ランカーシーバスゲーム』始動 コノシロパターンで最大86cm

秋といえば食欲の秋、そして有明海のシーバスといえば10月末から20cmクラスのコノシロを荒食いするビッグなランカーシーバスで有名である。10月14日に調査も兼ねて出港した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・藤原建一)

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オフショア ソルトルアー

球磨川河口でランカーシーバスゲーム

当日の潮は大潮3日目、満潮午前9時8分、干潮午後3時19分。熊本県宇城市・三角東港から7時に出港し、八代市・球磨(くま)川河口に走る。

毎年10月中旬から釣れだす球磨川河口の島周り、コノシロが河口に入る前のコンタクトエリアで18cmのビッグミノーを投げて狙う。しかし、台風の影響で濁りと吹き返しの風が強くノーバイトであった。

有明海『ランカーシーバスゲーム』始動 コノシロパターンで最大86cm当日のタックル( 提供:週刊つりニュース西部版 APC・藤原建一)

カケアガリで73cmシーバスヒット

満潮潮止まり直前に上天草方面に移動。9月末に20cmクラスのコノシロがいた場所である。同じく投げるのは18cmクラスのビッグミノーとビッグベイト、どちらに反応するか試す。

岩場3~1mのカケアガリにルアーを投げていく、すると船首の人のロッドが大きく曲がる。待望の1尾目であったがボートギワで痛恨のバラシ。ここのシーバスはサイズが大きいのでフッキングは大きく2、3度アワせないとバレてしまう。

気を取り直して同じような場所を探し投げていく。するとまた待望のバイト!今度は海面を大きくエラ洗いしてこちらに向かってくる。

ボートギワになってさらに下に潜りそれを2、3度繰り返し、何とかネットインしたのは73cmのシーバス。ヒットしたのは18cmビッグミノーのイエローカラーであった。

有明海『ランカーシーバスゲーム』始動 コノシロパターンで最大86cmビッグベイトが有効な日もある( 提供:週刊つりニュース西部版 APC・藤原建一)

そのころには潮が止まりバイトがなくなった。前半釣果でのヒントは、岩と何かの変化。例えば岩とカケアガリ、岩と砂場といった場所が良かった。

ヨレを狙い有明シーバスダブルヒット!

これから満潮から下げに入る。レンジがどんどん下がっていく。どのレンジにシーバスがいるかを早く探せれば後半ランカーシーバスが多く釣れると考え投げる。

すると2~3mシャローレンジの岩が絡み、ヨレが出ている所で答えが返ってきた。しかもダブルヒットだが、やり取り途中で1人はバラした。

有明海『ランカーシーバスゲーム』始動 コノシロパターンで最大86cmこのサイズが連発!( 提供:週刊つりニュース西部版 APC・藤原建一)

もう一度同じ所に入り直し、キャストするとまたまたヒット。パターンにハマったようで同じ場所にキャストすれば面白いように釣れだす。型もふた回り大きく体高があり太い有明シーバスである。

コノシロパターンでランカー祭り!

潮も引き三分に差しかかる。水位も2mぐらいに上がる場所、カケアガリで魚探にもベイトが多く反応している。岸側にキャストし、1mからレンジが下がる2m付近に近づくと、ひったくるようにバイトが連続。水中で群れになって競って食い上げてきているようなバイトである。

船中はランカーシーバス祭りで大騒ぎになった。ついにコノシロパターン開幕である。

有明海『ランカーシーバスゲーム』始動 コノシロパターンで最大86cmビッグミノーにビッグシーバス( 提供:週刊つりニュース西部版 APC・藤原建一)

今回最大は86cm(6kg)。20cmクラスのコノシロをシャローに追い込んでくる季節。

ぜひ12月末まで天草ではこの釣りが成立するので、ビッグルアーをキャストして有明ランカーシーバスを釣り上げてほしい。

<週刊つりニュース西部版 APC・藤原建一/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
有明ボートシーバスガイド藤原 
出船場所:三角東港
TEL090(2584)4656番
この記事は『週刊つりニュース西部版』2019年11月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。