爽やかな秋晴れの週末ともなると家族でお出かけしたいもの。アウトドアレジャーもたくさんあるけれど、釣りもその一つ。今回は、道具を持参する必要がなく、初めての人にチャレンジしてほしい釣りを紹介。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)
2.海上釣り堀
海上釣り堀とは前述の川を仕切ってその中で釣る釣りとは少し違うが、海に浮かべたイケスの中や、陸上の大きな水槽内に海の魚を放流して釣らせてくれる施設だ。
釣れる魚はマダイやハマチ、ブリ、シマアジなど高級魚などの定番な魚を中心に、季節ごとに違った魚も放流されているのが特徴だ。また、ほとんどの場合は、釣った魚は全て持ち帰りがOK。
貸し切りと乗合の2スタイル
海上釣り堀の場合は、乗合用のイケスと貸し切りのイケスがあり、出かける(竿を出す)人数で、どちらがオススメかがかわる。貸し切りの場合は「1イケス貸し切りで〇人まで〇円」と言った決めごとがあり、その人数が揃えば料金が安くなる事も多々ある。逆にその人数に足りなければ、少し料金を支払うか、「1人〇円」と決められた乗合用のイケスで釣りをする。
大きな違いとしては、グループで貸し切れば他のお客さんが入らず、乗合の場合は当日申し込んだ他人どうしが、一緒のイケスで竿を出す。
必ず事前予約を
海上釣り堀の場合は、ほぼ事前予約が必要だ。と言うのも、1つのイケスの中で竿を出す数に合わせて魚を放流するからだ。たくさんの人が竿を出すイケスほどたくさんの魚が放流されるが、釣れる人と釣れない人との偏りが出る事もある。
海の釣りだからといって、遠くへ仕掛けを投げたり、細かな作業などはほとんど不要。
またたくさんのスタッフが常駐していることもありがたい。釣れなければ、その姿を見ていたスタッフがすぐに来てアドバイスをくれたり、釣り方を最初から教えてくれたりしてくれるから安心。
大物や高級魚が手軽に
釣れる魚は高級魚が多いのも魅力だが、とにかく、通常ではなかなかお目にかかれないような大物が放流されているので、ハリに掛かれば歯を食いしばって魚と真っ向から勝負できる。マダイでも40~50cmもあれば、引きはかなりのもの。大物とのやり取りは子どもさんにはいい思い出になるだろう。
ちなみに、渓流の管理釣り場同様、現地で使う道具類は全てレンタルで揃っているのが普通だ。竿、リール、仕掛けなどはもちろんだが、魚を入れるイケスなどもあり、エサも現地で購入できる。
オススメ釣り場
関西のおすすめの海上釣り堀を紹介しょう。
じゃのひれフィッシングパーク
福良湾の入り口付近に設置された地続きのイケスから高級魚、大物が狙える。一般的な釣りコースの他、予約なしでできるファミリーコースは2時間の釣り、またはマダイが大人3尾、子供なら2尾釣れるまで楽しめる。釣れなかった場合でもマダイ1尾をお土産に貰える。有料にはなるが、釣った魚をウロコ取り、内臓処理、3枚おろしから真空パックにしてくれるサービスもあるのが魅力だ。
周辺はじゃのひれアウトドアリゾートとして、オートキャンプ場やコテージ、イルカと一緒の泳げるドルフィンファームなど、アウトドアレジャーの施設が多彩。