爽やかな秋晴れの週末ともなると家族でお出かけしたいもの。アウトドアレジャーもたくさんあるけれど、釣りもその一つ。今回は、道具を持参する必要がなく、初めての人にチャレンジしてほしい釣りを紹介。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)
家族のおでかけに「釣り」
「せっかくの行楽の秋、家族で釣りをしたいけれど、何をどうしたらいいのか分からない。」なんて、第一歩が踏み出せてないお父さん、お母さんも多いだろう。また、「専門的な知識や道具立てがないので不安しかない」とも思われて、敷居が高くなっているのも事実だ。
ところが、全くやった事がない人や家族でも釣りの体験ができる施設はけっこうある。初めてやってみようとなった時に分からない迷う要因の一つに持参するアイテム、つまり釣具や周辺の道具立てがあるだろう。
初めての釣りでの不安点
道具立てを考える時に手っ取り早いのが近くの釣具店に行って、スタッフに教えを請う事だが、実はそれ以前に、「何を釣りに行くのか」、「どこへ行くのか」と言った内容を決める必要があり、実際にはそれすら分からない事も多い。
そのため結局は釣具店に行ったところで何を聞けばいいのやら…と言った心配に繋がる。また、釣りに関する知識がないので、教えて貰える人がすぐ横にいなければ、初めての人が集まったところでどうしようもないと言う心配もある。
入門者の不安を解消してくれる釣り
そんな釣りを初めてやってみようと言う人にとっての心配を解決してくれるのが以下に紹介する釣りだ。難しい事は考えずに、現地で迷えば教えてくれる人もいて、道具がなければ現地で貸し出してくれる釣りがたくさんあるので、行楽先を考える参考にしてほしい。
1.渓流管理釣り場
初心者が一番取り組みやすいのが渓流の管理釣り場だろう。だだっ広い海になると、それこそ何から始めればいいのかが分からなくなるが、管理釣り場ではシステムがしっかりとでき上がっている施設が非常に多いのでご安心を。
渓流管理釣り場に多い施設のパターンとしては、まず、釣り場が小さな川を石などで囲ってマス状にしてあり、その中に放流してくれる魚を釣り上げるシステム。関西でターゲットとして多いのが、ニジマス、イワナ、アマゴなど。
仕掛けがシンプル
道具立ても難しいものではない場合がほとんどで、竿の先に糸が付いていて、釣りをする上で必要なウキやオモリ、ハリまでが全てセットされた状態のレンタルタックルが利用できる。
エサや魚を入れるネットなども基本的に現地でレンタルや購入ができるので、手ぶらでの釣りが楽しめる。また、現地で釣った魚を捌いて、バーベキューで食べることができる設備が併設されているなど、家族連れでのレジャーにはもってこいだ。もし魚を持ち帰るなら、クーラーボックスか発泡の箱を持参しておきたい。
これからは紅葉も見ごろ
秋の山間部はこれから紅葉が見ごろを迎えるので、こちらも楽しみ。素晴らしい景観を眺めながらの釣りで、日ごろの喧噪を逃れてリラックスして楽しみたい釣りである。
釣り方はエサを付けて、決められた枠(マス)の中に仕掛けをちょんと放り込むだけ。ウキがスッと水中に入れば竿を立てて釣り上げるので、子供さんにも十分楽しめる。
釣りに行く前には事前に予約を入れないとダメな場所もあるので、まずは問い合わせて、「初心者である事」、「レンタルや現地購入などで全てが揃うかどうか」などを伝えて予約が要るなら予約をしよう。現地ではスタッフが釣り方などを教えてくれる場所も多い。
オススメ釣り場
関西のおすすめの渓流管理釣り場を紹介しょう。
岩魚の里永源寺グリーンランド
足場のいい人工渓流釣り場と、自然の河川を利用した自然渓流釣り場があり、家族連れなら人工渓流釣り場が安心。ここで放流されるのはイワナとアマゴだ。10月以降はイワナ、6~9月はアマゴをメインに放流。屋根付きのバーベキューハウスもあり、大人数を収容も可能だ。
井氷鹿の里
コンクリートで仕切られた足場のいい釣り場が特徴で、吉野の清流水を利用しているため、水質は抜群。年間を通じてアマゴとニジマスを放流していて、申込時にどちらを放流するか選択する事ができる。また、釣りとバーベキューは事前予約なしでも利用できる。