石川県・能登半島。日本海側では最も突出面積が大きい半島で、海岸線の多くは国定公園に指定されている。季節風の影響を受けやすい外浦には、荒々しい磯に形成されたルアーマンや磯釣り師垂涎の好釣り場が並び、七尾湾を臨む内浦は比較的天候を気にせず釣りができるポイントが多い。今回は釣り人天国「能登半島」について紹介したい。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版 編集部）
TSURINEWS編集部
能登食祭市場
七尾市の七尾港に隣接している能登食祭市場。能登の魅力を心ゆくまで満喫できる道の駅だ。こちらも能登へ来た際は、ぜひ立ち寄ってほしいスポット。
能登食祭市場の入口（提供：週刊つりニュース中部版 編集部）海に囲まれた能登半島ならではの新鮮な海産物がずらりと並び、能登の名産品をショッピングできる生鮮市場や、能登各地の伝統的な味を堪能できる「里山里海小路」、能登の美味を楽しめる「グルメ館」など、「見る、買う、食べる」を丸ごと集めた市場だ。
新鮮な海産物や名産品がズラリ（提供：週刊つりニュース中部版 編集部）能登に来たからには海産物、は当然だが、ここはあえて能登牛をお勧めしたい。グルメ館にある田中屋は、良質の能登牛をリーズナブルに味わえる店。七尾湾を一望できるロケーションで最高の肉料理を味わおう。
また目の前に広がる七尾湾を一望できるオープンデッキは、館内で買った軽食やドリンクを持ち出し、海を見ながら楽しめる。
白米千枚田
輪島市白米町にある白米千枚田は、日本海に面して小さな田が重なって続く棚田。この絶景は日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定されており、奥能登を代表する観光スポットだ。
世界農業遺産の千枚田（提供：週刊つりニュース中部版 編集部）古くから「田植えしたのが九百九十九枚、あとの一枚蓑の下」「越中富山は田どころなれど能登は一枚千枚田」などの歌が歌い継がれている。最近では世界農業遺産「能登の里山里海」の代表的な棚田として注目されている。
10月からは棚田がライトアップされ、幻想的な景色が楽しめる。またポケットパーク千枚田は道の駅として、レストハウスや売店も完備。名物の塩を使ったおにぎりなどが人気だ。
椿茶屋
珠洲市高屋町から折戸町に向かう途中のラケット道路の頂上に店を構えているのが、椿茶屋だ。駐車場と驚くほどオシャレな店内から日本海が一望でき、その景色はまさに絶景。メニュー表示が一風変わっており、1つ1つの石に書かれたメニューはかわいくて女性や子供にも大人気。料理は主に地物を使った海鮮を楽しめる。
石に書かれたメニュー（提供：週刊つりニュース中部版 編集部）オススメは「でまかせ定食」だが、その日の入荷状況によって内容は大きく変わる。ほかにイカさま定食は地元で獲れたスルメイカの1匹焼きに、多彩なおかずが付いている。
イカさま定食（提供：週刊つりニュース中部版 編集部）ぶりっ子定食はブリの揚げ物にオリジナルの甘ダレを絡めた丼定食。ブリってこんなにおいしかったっけ？と再確認できる一品だ。
ぶりっ子定食（提供：週刊つりニュース中部版 編集部）初めて来た人はこんな所にこんなおいしい店が？と驚くはず。アットホームな店の雰囲気も魅力。奥能登に釣行した際は必ず訪れたい店だ。
