8月に部分解禁した外房片貝のヒラメ。9月からはエリアが拡大し、チャンスが増加。そこで9月1日(日)、同地の第二二三丸から出船。確かな手応えを感じた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 リポーター・坂本康年)
第二二三丸でヒラメ釣り
4時半、8人の釣り人を乗せ廣田鷹一船長の操船で出港。解禁になった四天木根に急ぐ。約1時間で到着。エサの活イワシが配られて開始。初日ということで周辺には船団ができ、気持ちは高まる。
開始早々のラッシュを期待したがなかなかアタらず静かなスタート。水深28m前後で風がなく潮は流れない。右舷側でアタリがあったが、ハタとガンゾウビラメ。
船中の第1号は開始25分後。左舷トモの金子正男さん(北区)。1kg級で、「さあ、これから。」と船上が活気付く。
1.5kg本命をゲット!
6時半、私に最初のアタリが到来。ガツンとくるアタリではなく、竿先にもたれるような重み。同魚のアタリは「ガツン」もあれば「モゾモゾ」や「ズドン」と千差万別。
竿先が戻らず重みが増したところでアワせるとハリ掛かり。上がってきたのは元気いっぱいの1.5kg。
同時に左舷ミヨシの東さんにもヒット。この釣りが好きでシーズン中は大原~飯岡、茨城まで各地に出かける同氏は、常に手持ちで攻め、10分後に2尾目、さらに7時台に3尾、8時台に3kg級、9時台に2尾、合計8尾を上げた。
船中本命のあたり頻発
船中第1号を上げた同船常連の金子さんは、本命だけでなく、カサゴを2尾ゲット。
金子さんと同行の大谷さん金子さんの師匠的な存在で、同船きっての名手。序盤は出遅れたが、後半に実力を発揮。小さなアタリを確実に掛けた。
同じく同行の浜さんは、いつもは短竿の手持ちだが長竿での釣りを実践。勝手が違うものの、3尾ゲットして嬉しそう。
最終釣果
長竿、短竿、各自好みで使い分けているが、自分にとって使い勝手がいい物が一番。ただし、横流しでは潮が速いとオモリを重くして対処するため硬い竿を使うことがあるが、軟らかい竿は食い込みがよく、面白み倍増。また、ウネリがあるときは船の上下動を吸収してくれる。
この日はウネリがあり、置き竿で竿先が上がった時に食ってくるという、エサを離しやすいパターンが数回あったが、竿頭の東さんは手持ちでウネリの上下動を抑えたことが奏功したようだ。
右舷胴の間の二色さんは熱烈なヒラメファン。5尾上げて満足したようだ。
潮が流れないのでアタリがあっても連発しないことが多い。それでも、船長は「オデコがなく全員が釣ってくれるのが一番。」と、全員にアタリがでるように懸命の操船。その甲斐あって8時すぎにはオデコなし。
11時に沖上がり。釣果は0.5~3kg1~8尾。潮が流れないにも関わらずまずまずの釣果。今後も十分期待できる。
<週刊つりニュース関東版 リポーター・坂本康年 /TSURINEWS編>