茨城県の代表的な沖釣りのひとつ「夜イカ」。今年は例年を超える好釣果が続出。そんななか8月20日(火)、那珂湊のかもめ丸 から取材した。驚きの釣果は200尾超えで測定不能。キモは水中ライトの有無!
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 本紙・四家匠)
大釣りに笑顔!ワイワイ楽しくラストスパート
帰船1時間半前になると少しノリが悪くなるとライトを少し暗くする。タナが下がったのを再び上げる効果があるそうだ。一時改善されたがまた落ち着いたため、小移動。この時点で200尾近い人も数人いたが最後まで船を回してくれる。
徐々にタナが上がり再び船内はバタバタと忙しくなる。ラストスパートが終わると沖上がり。船長や常連、初乗船の人まで、楽しそうな会話と大釣りで笑顔が絶えなかった。
クーラー満タンに大満足!
疲れはてた釣り人達を乗せて2時ごろ帰港。いい人200尾超え測定不能。平均100尾超えと大釣り。
それぞれイカをキレイに詰めて、氷を追加。クーラーに入りきらないイカは、1つ500円で買える発泡スチロールに入れて持ち帰る人が多数。ベテラン勢は50L以上のクーラーを持ち込んでいたがそれでも満タンになっていた。
並べているときに女将が「ムラサキイカは死んでからもスミが出て真っ黒になるからていねいに扱ってください。氷を下に敷き、イカを袋にまとめて載せて包む。そあと袋の空気はしっかり抜いて氷をかぶせてあげるとしっかり冷えます。」と教えてくれた。
「美味しくないと言う人がいますが、普通に美味しく、刺身はもちろん、煮物や焼き物、揚げ物にしても硬くならないので扱いやすいです。キモが美味しいので、味噌をあえた炒め物などもお勧めです」と料理方法などのアドレスをくれた。
注意点を守って釣果を上げよう
船長は「今年はムラサキイカが8~9割のことが多く、10年前くらいの勢いで釣れています。冗談ですが、釣れすぎて冷凍庫がいっぱいなのが悩みと言う人もいるくらいです。」と太鼓判。しかしこの釣りでも注意点がある。
「水中ライトは必須です。進めても付けずにやっている人がいましたほとんど釣れずにギブアップ。ライト付けたらすぐに釣れるほど差が出ます。本日は緑で点滅が早いものの効果が強かった。
仕掛けについては直ブラが一番お勧めで、ブランコはサバに飲まれると外れないし直結は慣れていないと外れて釣果が落ちます。直結はよほどの自信が無ければやめておきましょう。」と教えてくれた。
今年は好釣果だけでなく、ロングランにないそう予感。終盤には4~5号のスッテを使い3~5kgも上がるという。今後も目が離せない。
<週刊つりニュース関東版 本紙・四家匠/TSURINEWS編>