近年、非常に人気急上昇の釣りがアジをルアーで狙うアジングである。初心者でも数釣りができる反面、上級者でも攻略が難しい状況があるなどの奥深さがある。今回は盛期を迎えている豆アジをルアーで狙って、兵庫・明石の林崎漁港へ釣行した。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)
林崎漁港へ『豆アジングゲーム』
流行のアジングだが、実はルアーで釣る場合、小さいアジほど釣るのが難しく、それにハマるアジングファンも多い。「豆アジング」の大会まであるほどだ。今回の狙いもまさに、現在各波止で釣れ盛っている豆アジを狙っての釣行だ。
今回訪れた林崎漁港は、山陽電車の西新町駅または林崎松江海岸駅から徒歩10分ほどの場所にあり、電車での釣行も可能だ。ちなみにベランダで釣りをするのであれば西新町駅からのほうが近い。
工事中エリアに注意
外側に位置するベランダは広く、多くの人が釣りを楽しむ事ができる。ただし、現在このベランダは工事中のため、半分は立入禁止になっている。
ベランダを半分に区切り、半分ずつ工事をするらしく、釣行日となった8月18日はベランダの西側が立入禁止になっていた。西側の工事が終われば東側が工事で立入禁止となるのだろう。全体的に水深は浅めなので潮位が高めの時が狙い目。
アジングのタックル
今回使用したタックルは、ロッドが権蔵鯵丸5.5ftにリール2000番、ラインはフロロカーボンライン1lb、ジグヘッドは0.6~1.6gにワーム1.5inch前後を使用。
予備のロッドとして仕舞寸法が32cmと持ち運びに便利な根魚小僧エアーKの6ftも用意した。仕舞寸法の短いパックロッドなら持ち運びも楽なので、私のように電車釣行時にも、予備のロッドとしてコンパクトに持参できるのがうれしい。
夕暮れはタケノコメバルが連発
まだまだ明るい午後5時頃から釣りを開始。1gのジグヘッドに1.2inchのワームで港内を探り始めると、小型ながらタケノコメバルが連発。しばらくの間キャッチ&リリースでタケノコメバルを楽しむが、その後はフグの猛攻に遭ってしまった。
ワームがかじられて、すぐにボロボロになってしまうので、港内を少しずつ移動しながらジグヘッドやワームをいろいろ試して探っていく。
溜まり場を見つけて豆アジゲット
すっかり暗くなった午後8時前、表層付近に魚の気配が出てきた。表層付近を狙ってみるとアタリが次々にくるが、なかなか掛からない。おそらく豆アジだ。
ジグヘッドの重さやワームなどをかえながら狙い続けていると、豆アジがヒット。その後もアタリは多いもののなかなか掛からない状況が続くが、それでも豆アジをポツポツ追加する。
気が付けば午後8時30分。アジの活性が高く、釣りを続ければまだまだ釣れたと思うが、翌日の仕事のことも考えてここで納竿とした。
アジのサイズがまだまだ小さくて釣りにくいが、アジが溜まっている場所さえ見つければ、アタリも多くて楽しめる。また、これからアジがサイズアップしてきて釣りやすくなるので、皆さんもアジングにチャレンンジしてみてはいかがだろう。
<原田誠司/TSURINEWS・WEBライター>
林崎漁港
所在地:兵庫県明石市林