今年は梅雨をひきずり、天候の優れない日が多く、憂うつな気分になりがち。 そんな気分を吹き飛ばす好釣果が続く、茨城エリアのテンヤマダイを楽しもうと7月22日(月)、日立港久慈漁港の弘漁丸から釣行した。
(アイキャッチ画像撮影:週刊つりニュース関東版 編集部・四家匠)
弘漁丸にてテンヤマダイ釣行
小雨がパラつき半袖では肌寒いなか、5時前に11人のファンが集まる。乗船料を支払い、クジ引きで釣り座を決める。筆者は右舷胴の間に乗り込む。
5時すぎに出船し、弘漁丸の小泉大輔若船長の舵で北へ向かう。道中に支給のエビエサを受け取り40分ほどで最初のポイントに到着。
投入し、底を取る。最初は底付近を狙ってみたがアタリはなく根掛かり。初挑戦なので、仲乗りの茂木正二さんに聞く。「底を取ったら、1mくらい上げてそのままフワフワさせる。しばらくしたらまた底を取るくり返し。底付近で誘うのは春に効果的だけど夏~秋はマダイが浮いていることが多いし、根掛かりが増えるよ」とアドバイス。茂木さんは釣り好きが高じて、仲乗りをスタート。かなり詳しく教えてくれるので、分からないことや気になることがあれば聞いてみよう。
開始直後に本命ヒット
開始直後にヒットさせたのは右舷大ドモの松本髙雄さん。「普段はヒラメばかり釣っていてテンヤは苦手」と話すが、しっかりゲット。
同宿はヒラメでよく乗り「この前は家族や仲間と9人で仕立てたよ。たくさん釣れて孫が喜んでいたし、自由にやらしてくれる。気を使わなくていい」と仕立のよさを教えてくれた。左舷側では大ダイにテンヤを飲まれ、なすすべなくラインブレイクがあった。
鉛ヘッドに変更でアタリ頻発
水深は17mと浅いが、風は強く船が流される。タングステン製の5号で始めたがすぐに着底してしまうので、ヘッドが大きい鉛製に替える。抵抗を大きくし、フォールスピード抑えてフワフワと流せる時間を延ばしてみる。
するとアタリが極端に増える。アワせるが小さいのか掛からず、すぐにエサだけなくなる。なんとか掛けたのはかわいいサイズの本命。心配して見てくれていた茂木さんから「アワセが小さいからハリが貫通しないで、掛からなかったり、バ ラしたりしている。軽く刺さったハリをグーッと貫くイメージでストロークを長くしたほうがいいよ」とアドバイスを受ける。このあとは、小型を連チャン。キャスト後に出ていくラインが不自然な動きをしたので、巻きアワせると小気味いい3段引きで0.5kgが上がる。
魚種豊富な釣果
フォール中ですら魚が襲ってくる活性の高さ。エサの消費が激しいので、ジグやワームで挑戦するも一切反応なし。テンヤに戻して前半途中でエサの追加。しばらくして反応が減ったところで移動。
遊動式を使用して数を伸ばした田村高雄さんは「深場など色いろやったけど、面白くて今はテンヤに落ち着いたよ」と笑顔で話す。
山内健嗣さん、園田碧さん、瀬口翔太さんら4人は同僚と訪問。山内さんは本命やホウボウを釣り上げていた。紅一点の園田さんは、魚が好きで山内さんらに誘われ、1年前にスタート。瀬口さんは釣り歴15年で沖は3、4回目。本命とメバルを上げていた。「このメンバーでくると釣れないジンクスが解けてよかったです」と笑顔でコメント。