梅雨前からイサキ釣りは始まっていたが、パッとした釣果がなく行くのをちゅうちょしていたが、大山沖でやっと上向きだした。そろそろ自分もと思い、6月19日に愛知県南知多町片名港のまつしん丸へ釣行した。
当日のタックルと仕掛け
集合時間の午前4時半に現地へ向かうと釣り人は9人ほどで、私は空いていた右舷の真ん中に釣り座を確保した。
私のタックルはロッドがダイワのリーディングXA82、リールはダイワのハイパータナコン400FBe、ミチイトPE4号、テンビンとコマセカゴ。仕掛けは自作の吹き流しで、ミキイト3号2.5m、ハリス2号、枝15cm、チヌバリ1号の3本バリ、オモリは船中統一で80号。エサはオキアミを使用した。
航程1時間半ほどで大山沖に到着して、アナウンスがあり釣り開始となったが、私は船内で寝ていたので出遅れた。付けエサなしでもいいウイリー仕掛けがあったので、手返しも速いと思い利用することにした。
ラインを目視でタナを確認
右舷では誰も釣れておらず重苦しい空気が流れるが、左舷側は釣れている様子。船長から、「リールのカウンターではなく、ラインの長さを見て釣ってください。タナは38mです!」とのアナウンスが入った。
最盛期は群れが大きいので多少タナがずれても大丈夫なのだが、初期の釣れるタナをキープしないと厳しい。私は何度も経験しているので、ラインは1mと5mと10mにマークが入ったものをミチイトとして使用している。ラインの距離を38mに目視で合わせて、リールのカウンターを見ると37.8mだった。
釣れないので、ウイリー仕掛けから付けエサ用の仕掛けへ替える。付けエサはオキアミで、私の仕掛けは自作なのでハリとハリスと準備しておいて、枝バリやハリスがなくなったら作り直す。
タナは10cmズレると釣れない?
1時間ほどがたち、やっと1匹目が釣れた。イサキで、目測で30cmはありそう。同じ場所でポンポンポンと3匹ほど釣り上げる。どれも居着きで良い型だ。
次の投入後、釣ったイサキを締めていると、置きザオでアタリ。忙しいなと楽しんでいたが、周りでは釣れていない。
不思議に思ったのか、右舷の人が私にタナを聞きに来た。やはり船長が言うように、船上からラインの距離でタナを決めないと難しいようで、少しタナを変えてみたが、10cmずれるとアタリがなくなるといった感覚だった。
仕掛けは3本バリだが、下のハリばかりに食ってくる。なるべく下のハリへ丁寧にオキアミを付けるよう心がけた。
最終釣果
途中でフワッと仕掛けが軽くなることがある。サバかカツオが多いが、今回はカツオが何匹も釣れていたようだ。そのままにしておくとオマツリの原因になるので、すかさず仕掛けを回収してオマツリを防ぎたい。
釣果はイサキ11匹、カツオ3匹、チダイ2匹。
釣ったイサキは塩焼きで食べたが、居着きの大型だったので焼くのにも時間がかかり、脂が落ちてしまうのが気になった。干物にしたものもあったが、大きいのは干物にした方が火が早く入り、脂も落ちずおいしくいただけると思った。
<週刊つりニュース中部版 APC 大石剛/TSURINEWS編>
民宿 松新(まつしん丸)