7月3日(水)、静岡土肥のとび島丸 から、石廊崎沖のスルメイカ狙いで釣行。同沖のイカは、とても味がいいことで有名。さらに、型もよく多点掛けで乗ったときの重厚な引きは最高。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・間宮 隆)
石廊崎沖でスルメイカ釣り
3時半に港集合。氷を受け取り、前日予約しておいた投入器を借りる。4時に鈴木健司船長の操船で、10人を乗せて出港。
南伊豆のポイントには、6時少し前に到着予定なので、船室のベッドで横になり、快適なクルージング。
5時40分、目覚まし時計代わりの演歌が流れると、「ポイントに着きましたので、準備してください」のアナウンス。6時ちょうどに釣り開始、「水深170m付近に反応があるので、そこから上に誘って下さい」と指示ダナが伝えられる。
当日のタックル
18cmプラヅノ8本の直結仕掛けを投入すると潮が速く、ミチイトが斜めに入っていく。そのぶんを考慮して、指示ダナより気持ち深く落としてからシャクリに入る。
まさかの竿破損・・
1投目は、数人が型を見た程度。そのなかで、右隣の左舷ミヨシ2番の高橋さんは、いきなりの良型4点掛け。18cmプラヅノ15本の直結で、ダブルカンナバリを使用。中オモリの下には青色の水中ランプを付け、取り込みはケタ違いにスムーズ。
彼の釣技に見とれていると、なにやらバキッと、いやな音。なんと、私の竿の穂先が2cmほど折れてしまった。つい、船べり停止スイッチを押し忘れる痛恨のミス。幸い、薄刃ナイフと木綿イト、瞬間接着剤を持っていたので、応急措置で修理のため、2、3投目をパス。
すると、朝イチのゴールデンタイムだったようで好乗り。右舷ミヨシの須藤さん、左舷トモの増田さんほか、ほとんどの人がキャッチ。
本命の8点掛けなど連チャン
どうやらブランコ仕掛けは、サバに邪魔されているようで苦戦している様子。このあと、爆釣とまではいかないものの、順調に乗り続ける。
左舷ミヨシの橋本さんが8点掛け、左舷トモ2番の高山さんは、6本直結で手返しを速くして連チャン。
多点掛けが醍醐味
直結仕掛けに苦戦している私を見かねた船長が、その都度アドバイスしてくれる。
絶好調は右舷2番の和田さん。しばらく釣り方を見ていると、仕掛けがタナ近くなると「ほら、触ってるよ。ミチイトを見ていてごらん。さっきより落ちるスピードが遅くなったでしょ」さらに、「イトが止められたよ。乗ったね。さぁ、アワせましょう」と、分かるように解説つきで釣技を披露。
やがて、ゾロゾロと上げて見せる。この多点掛けが、イカ釣りの魅力を一番に感じる瞬間だ。