GWも終わり、そろそろザリガニ釣りのシーズンだ。わが家にとってザリガニ釣りは毎年の恒例行事。子供たちも早く行きたいとやかましいので6月2日、愛知県岩倉市の岩倉市自然生態園へ向かった。
自然観察施設へザリガニ釣りに
ここはビオトープを含めた自然観察施設。水生植物が生い茂り、生息しているザリガニの数も多い。もちろんザリガニ釣りもOKだ。
到着して池を見ると、例年より水位が低い。足が泥で汚れないのはいいが、水深がなさ過ぎるとザリガニが潜むポイントが減ってしまう。
慌てて一番足場が良くて釣りやすいポイントへ直行すると、そこには信じられない光景が…。全く水生植物がない。正確には手前側の水生植物が刈り取られてなくなっている。手前に水生植物が生えていることでザリガニが身を寄せ、足元で釣れたのだが。
それに対し、奥の方には植物がびっしり。あちら側に潜んでいるのは間違いない。しかし、手前側は草も何もなく、水深が浅く底も丸見え。小型のザリガニは確認できるが、足音だけでダッシュで奥へ逃げてしまう。
これはダメだと水路伝いに奥の池に行ってみるが、こちらは池全体が草だらけのジャングル状態。サオを突っ込む隙間もなく、とても釣りどころではない。
待望のザリガニ一匹目
仕方なく手前に戻って子供たちにサオを出させてみると、早速「なんか引いてる~」と声がして、無事1匹目をゲット。姿は見えないが、意外と釣れるようだ。
しかし、やはり後が続かない。橋の橋脚周りを探らせてみるが単発だ。上の子供は駆けずり回ってザリガニの姿を探しているが、何もない所では魚影、いやザリ影は薄いようだ。
橋周りの水生植物を狙う
唯一、橋の周りは水生植物が残っているので、このポイントを重点的に探らせてみる。するとこの作戦が成功。徐々にヒット数が増えてきた。例年に比べると小型が多くバラシが連発したが、水面まで引き寄せたらタモでキャッチすることで数を伸ばすことができた。
立派なサイズもたまに交じり、子供たちも「グイグイ引くー」とロッドの曲がりを楽しんでいる。
そうこうしているうちに徐々に子供たちが増えてきた。釣れている所に人が集まるのは釣り人のサガ。取り囲まれるようになってきたため2時間ほどで終了した。
この施設のルールでは、イトはタコイト限定、ハリの使用は禁止なので注意してほしい。皆さんクリップでスルメやソーセージを使っているが、肉の脂身を料理の際に取り除いておいて使用すると、バレが減って数が伸びるのでお勧めだ。
<週刊つりニュース中部版 APC・松田久史/TSURINEWS編>