5月半ば、鹿児島県薩摩川内市下甑島の瀬々野浦漁港沖磯に、フカセでのクロ釣りに出掛けてみた。食い渋りを打破し、42cm筆頭に40尾の大釣り釣果に。
永福丸で渡礁
午前2時半、川内港を渡船の永福丸で出港。4時半、船長任せで上げてもらったのは観光名所ナポレオン岩の後ろ髪に当たる釣り場。
今回のメンバーは私と甑島が2回目だという同僚の深川さん。釣り場が広いので離れて2か所に釣り場を構えた。
当日のエサと仕掛け
朝マヅメに期待してまきエサを作る。グレ用小粒オキアミ2角にアミ1.5角。ブレンド材は、まとまりが良く遠投が効くGMAX2袋と、オキアミと同じ沈下速度で仕掛けと合わせやすいグレゼロ2袋を待ってきているので、半分を前半用に混ぜ合わせる。つけエサは、生イキくんLサイズと真空パックで鮮度抜群で喰いが良いつけエサPROのLサイズを準備した。
朝イチで42cm尾長グレ
午前5時、まきエサを多めにしながら、午前6時釣り開始。仕掛けを足元に入れるとイスズミが連発する。仕掛けをまきエサの潮下に入れて待つと、ミチイトを張るアタリがきた。取り込んだのはきれいな尾長(オナガ)42cm。
しかしすぐに干潮の潮止まりでアタリが途絶えた。上げ潮の動きに期待したが、ゆっくり動いたり止まったりで安定しない。少しでも流れているかもと沖に期待してまきエサを遠投して仕掛けも遠投するとサオ引きの強烈なアタリ、しかし秒殺。
仕掛けを回収するとハリのチモトからハリスがスパッと切れていた。潮が動かないのでハリを呑み込まれるのだ。あちこち仕掛けを投げるが、クロのアタリは続かない。深川さんも同じ状況で手にしたクロは2人とも5~6尾のみ。
松島へ瀬替わり
9時、見回りの船が瀬替わりを勧めてくれたので移動。次の磯は松島。磯が狭いので2人並んでサオを出す。
多めにまきエサをすると、先ほどの磯よりたくさんのクロが見えているではないか。期待がもてそうだ。ここもやはり潮の動きはゆっくりだ。クロの食いが渋いことは前の磯で経験済みなので、ハリスを15号と細くし、小さなアタリウキと水中ウキの2段ウキ仕掛けで釣り始める。
クロのアタリはあるのだが、ウキを30cmぐらいゆっくり引き込んだ所でつけエサを吐き出す、食い渋りだ。小粒ウキのDフラッツ53の浮力P-01から残留浮力が極めて少ないP-02に変更する。するとこれが正解か?
クロがウキを引き込み、本走りしてハリの勝負グレがクロの上唇にきっちり掛かるようになった。