5月中旬の待ちに待った日曜日。頭の中は釣りのことばかりだった1週間。鹿児島県南さつま市方面の秋目一帯のロックフィッシュ狙って、友人の藺牟田さんと一緒にボートジギングへ行った。
レッド系ジグを準備
3週間ほど前にも好釣果を上げたので期待は大きい。前回のアタリカラーはレッド系だったため、今回はレッド系ジグのバリエーションを多めに用意した。
潮や水深にもよるが、私が基本使用するウェイトは45g。このグラム数に近いものを新調した。線が細いものや平たいものなどさまざま。
最近はタングステンジグが主流になりつつあるが、高価なため一気に数をそろえられない。そのコスパの悪さがタングステンジグの欠点でもある。
そのため、鉛ジグもいくつかそろえた。
アシストフックを自作
前日までに暇な時間を利用し、アシストフック作り。私はフロント、リアともにダブルフックを主としている。フックの数が増えるため根掛かりに細心の注意を払う必要があるが、キャッチ率も向上するのが狙いだ。
こういう自作フックなどを作る時間もまた釣りの醍醐味と言える。釣りに臨むまでのこのひとときも楽しいというアングラーも少なくない。私ももちろんその1人だ。
翌日の予報は久々のベタナギとのこと。上がるテンションを抑え早めの就寝とした。
当日の状況
釣行当日は、4時半に港に到着。日の出とともに出船。天気も良く沖合でも風はなく、波も落ち着いている。潮は下げ潮が動いているようだ。ポイントまで約15分かけて移動した。
ポイントに到着し魚探を覗きベイトを探す。あまりベイトの反応はない。水深15mほどのカケアガリなども同様にベイトが溜まっていない。とりあえず一度流してみた。
まずはレッド系のタングステンジグTGベイト45gを軽くキャストしボトムからのリフト&フォールを繰り返す。だがノーバイト。やはりベイトの反応が薄いため、食い気が悪いようだ。
魚探に反応あるもアタリなし
見切りをつけ、やや沖の水深25mほどのポイントへ移動。するとベイトの反応がぽつぽつ見られた。普段はベイトが濃いのだが潮の影響なのか反応が乏しい。
実績はあるのでとりあえず探る。だがやはりアタリすらない状況が続く。外道が食ってきてもおかしくないがそれもない。
潮は動いているのに何故だろうと考えるが答えは見つからない。水温の影響など要因はさまざまだろうが、ジグをいろいろ替えてみるもやはり結果は同じだった。魚はいるのだが、ボウズも覚悟するほどアタリがない。
上げ潮で35cmアカハタ
早くも2時間が経過し、潮も上げ潮に替わった。上げ潮ポイントへ移動してみる。魚探で確認していき、ベイトはボトムから3mにびっしりと映った。ヤッターこれは期待がもてる。
水深25mから探る。ボトムからのリフト&フォールを繰り返す。
3度目のフォール中にラインが一瞬止まった。すかさずアワセを入れると、ガガっとティップにアタリがでたと同時にフッキング成功。
ジワーっと重く、時折ロッドを叩き暴れるような動き。ロッドがきれいな弧を描きながらゆっくりと浮上してくる。ある程度巻いてくると抵抗が弱まり見えてきた
赤い魚体、アカハタだ。35cm前後だが、腹パンパンに脂が乗っている。ボートに振り上げてようやく1尾目ゲット。
次に同船している藺牟田さんにも同じサイズがヒットし、お互いよっしゃーっと笑みがこぼれた。
立て続けに追い釣り
上げ潮の影響でここまで変わるのかと感心しながら釣っていく。
潮がどっしりとやや速くなりだしたので、ボトムを取りやすくするために60gのタングステンジグに変更。
すると、着底後すぐにアタリがでた。同じサイズを追加。30分ほどで4尾追加できた。