皆さんはイカダ、カセのイメージはどういうものだろうか。やはりカカリ釣りのクロダイを思い浮かべるだろう。
そのカカリ釣りでエサ取りと呼ばれて嫌われている魚がいて、正体はアジ、サバなどおなじみの魚だ。
そこで今回は、あえてエサ取りをメーンに狙う、カセ五目に挑戦した。
釣り初挑戦のドキドキ釣行
9月8日、三重県志摩市三ケ所にあるフィッシングセンターマンボウでカセを予約。
メンバーは大平さん、石神さん、水野さんだ。
水野さんは釣り初チャレンジで魚が釣れるのか心配気味。
期待と不安のなか、午前7時半にスタートした。
深江浦のカセに到着して早速、五目釣りの定番サビキ仕掛けを用意する。
まず石神さんが『高鮮度真空アミエビ/ハマイチ』をかごに入れて投入。
底まで落として大きくしシャクるといきなりサオ先にアタリが出る。
上がったのは良型のアジ。
アジ大好きの石神さんはいい笑顔だ。
しかし、これ以降アタリがぴたりと止まる。
次々いろんな魚がヒット!
ここで大平さんは、サビキバリに『南極産おきあみL/ハマイチ』を付けて投入した。
底まで落としてシャクるとサオ先が持っていかれる。
上がってきたのは20cmを超えるマハタ。
まさかのゲストに大平さんもびっくりだ。
早速水野さんの仕掛けにもオキアミを付けて投入。
2~3回シャクってしばらく待つと、ブルブルふるえるアタリ。
上がったのは小さなイワシだったが、初めて釣った魚に大喜びだ。
この後、エサをまいた効果でコノシロの群れが回遊してきてお祭り騒ぎになる。
落とせばコノシロが2連、3連掛けで上がってくる。
この時点でアジ、コノシロ、ヒイラギ、イワシ、マハタと五目達成。
ここまで釣れるなら十目を目指すことにした。
目指せ十目釣り
大平さんはチョイ投げ仕掛けに変更して、イソメを付けて投げる。
しばらくすると小気味いいアタリがでて、上がってきたのは小ダイ。
しかしこの後、大平さんはヒイラギの猛攻に遭いサビキに戻した。
すると今度はサバの群れがやってきて、中層で誘うとガンガンアタックしてくる。
3人ともサバを2連、3連掛けして楽しそうだ。
前日に雨が降り水潮になった影響で魚の数が少ないとはいえ、釣れないということはない。
スカリの中はたくさんの魚でぎゅうぎゅう詰めだ。
午前11時になり納竿。
釣果はアジ、サバ、イワシ、コノシロ、フグ、ウミタナゴ、小ダイ、マハタ、ヒイラギと十目達成はできなかった。
しかし60匹を超えるくらいの大漁だ。
釣り初挑戦の水野さんは「すごく楽しかった」と大満足。
大平さんと石神さんは「魚影の濃さに驚きました。絶対また来ます」と次回の釣行予定まで計画していた。
なお、フィッシングセンターマンボウでは、今年から五目釣りコースを新設した。
設定は時間は午前8時~11時、午後1時~4時の2部制。
料金は大人の男性1人2500円、女性1500円、中学生以下は無料でカセ&イカダ五目が楽しめる。
皆さんも同プランで大爆釣を味わってみてはいかが。
<週刊つりニュース中部版 編集部・鈴木大輔/TSURINEWS編>