5月24日、気温水温が徐々に上がっていい時期に入った渓流を堪能しようと、奈良県十津川村の滝川へトラウトゲームにでかけた。
滝川で渓流ルアー
夜明けと同時に釣りを始めようと滝川のお気に入りのポイントに到着したのは午前4時30分。明るくなりだしているが簡単に朝食を済ませて、タックルの準備をすることにした。
今回のタックルはトラウト用ロッド6ftのUL(ウルトラライト)にナイロンの4lbを巻いた2000番のスピニングリールをセット。最初に選んだルアーは、シンキングミノー5cm、カラーは昆虫を意識してチャート系を選んだ。
当日の状況
滝川は甚大な被害をもたらした数年前の台風の前まではよく入っていた川筋だが、この日はその台風以降初めて入るということで、期待と不安が入り混じった気持ちでで入川することとなった。
この日の天気は晴れで、気温も上がるということだ。数日前にまとまった雨が降ったこともあり、川底も洗われて水位も回復して本当にきれいな水である。
感動しながらまず入川した場所でサオを出す。
1投目にいきなり20cm
大きな淵があり、立ち位置的にダウンキャストで探ってみると、1投目からいきなり強いアタリがありヒット。ギラギラと光る魚体に興奮しながら無事に手にしたのは20cmのきれいなアマゴだ。
今回はアマゴとのやり取りを楽しむだけなので写真を撮ってリリースした。
2投目で24cmサイズアップ
幸先のいいヒットに気をよくして、次は同じ淵をアップキャストで狙う。流れ込みの中にルアーを入れ、アクションを入れて巻いてくると、何と連続ヒットだ。それも先ほどより強い引きで、ドキドキしながら慎重に手にしたのは24cm。体高もありとても格好いいアマゴだ。
しばらく見とれてしまうが、ヒットしてくれたことに感謝してリリースした。開始10分も経っていないが十分満足で、気分よく釣り上がることにした。
アマゴ高活性
この後もよさそうなポイントでは大抵反応があり、時折ヒットするなど絶好調だ。時には緩い瀬の中でヒットもあり、アマゴの活性の高さを感じられた。
以前入った時のことを思い出しながら釣り上がる。水深のあったポイントは土砂で浅くなっているなど少し渓相もかわったように感じるが、アマゴの反応は本当にいい。
小まめに休憩を入れながら楽しむが、こういうきれいな景色の中でいただくコーヒーも最高である。
調子よく釣り上がるが、時折川通しできない状況になる。しかし、川沿いの道路まですぐに上がれるので、高巻きしながら釣り上がった。
日中は『陰』がポイントに
予報通りこの日は快晴となり、9時ごろからは直接日差しが川の中まで当たるようになってくると、さすがに活性の高かったアマゴも警戒しだしたのか反応が悪くなってきた。
それでもルアーのカラーをいろいろ交換して様子をみると、陰になるポイントではヒットするなど楽しめた。
昼前に滝川と笹の滝がある谷筋との合流地点まで上がってきたところで、十分堪能したので川から上がり帰ることにした。