ムギイカシーズン到来で船中トップ47尾 最高5点掛け【儀兵衛丸】

ムギイカシーズン到来で船中トップ47尾 最高5点掛け【儀兵衛丸】

「麦の穂が実るころ釣れ盛る…」ということから、その名が定着したといわれているムギイカ。スルメイカの若魚で、胴長10~15cm程度のものを関東ではそう呼んでいる。相模湾で釣れ始めていると聞き、5月1日(水)の令和元年初日に、長井の儀兵衛丸から取材釣行してきた。

神奈川県のリアルタイム天気&風波情報

アバター画像 TSURINEWS編集部

船釣り イカ釣り

120号の沖イカスタイル

ムギイカシーズン到来で船中トップ47尾 最高5点掛け【儀兵衛丸】タックル図

舵を握るのは梶ヶ谷泰宏船長。近況をうかがうと「真沖から城ケ島沖まで反応は広範囲に出ていますね。ただ、釣果のムラが激しいです。反応が出ていても、潮色や流れが気に入らないとまったく乗らないなんてことも。前日よくても、その日になってみないとわからない難しさはありますが、それもイカ釣り。今日がいいほうに転んでくれるといいですね」と話してくれた。

このイカは、ライトスタイルで狙う船宿もあるが、同宿ではオモリ120号の沖イカスタイル

出船10分で早速の投入

前日からの雨が残るなか、私を含め5人が乗り込み、6時に出船。「長井沖から探っていくので、すぐできるように準備しておいてね」と出船時に船長からアナウンスがあったとおり、港を出てわずか10分でスローダウン。船が急停止すると同時に、投入のブザーが鳴った。

「水深70m。底から5m上から10mくらい浮いた反応が出ているよ」と、スタートの合図。各自一斉にオモリを投入。投入器からプラヅノが勢いよく海中へと消えていく。

ムギイカ4点掛け

浮いた反応を狙うため、オモリが着底する20m手前からリールのスプールを指でサミング。フォールスピードを緩め、イカがツノに触ってきたときに出る竿先やミチイトの動きの変化に注視していった。

すると、かすかにミチイトの落下に横ブレを感じたので、すかさずクラッチを入れ、ひとシャクリズンっという重量感が竿の穂持ちから胴にかけて伝わり、イカの乗りを確認。電動の中速にセットし、テンションを一定にして巻き上げる。

仕掛けは直結なので、ミキイトが緩むとバレるため、リールでの巻き上げ後も、一定のスピードでツノを回収。スタートから4点掛けでムギサイズを取り込むことができた。

ムギイカシーズン到来で船中トップ47尾 最高5点掛け【儀兵衛丸】多点掛けで好調

ゼロテンションで連発

すぐさま、仕掛けを再投入。おかわりを期待したものの、途中のアタリはなし。「まだ底付近に少し反応がある」とのことで、次はオモリを着底させたままマルイカ釣りのゼロテンションの要領で、仕掛けを張らず緩めずの状態でキープ。竿先に出る小さな変化を見逃さないようにする。

すると、ここでもわずかに震えるアタリをキャッチ。すかさずアワせると、オモリだけとは異なる重量感。回収すると小型の2点掛け。

右舷胴の間の新井田さんがアタリをとらえ、バラシの少ないブランコ仕掛けで3点掛けを披露。

5点掛けも

同舷トモの高野さんも同じくブランコ仕掛けでペースを崩さず本命をキャッチしていた。左舷側では途中、フグに仕掛けを3度も切られた甲斐さんは、後半、投入のたびに数を重ねていく。

さらに、圧巻だったのは左舷トモの太田さん。直結仕掛けで中層の反応にしっかり仕掛けを入れ込み、最高で5点掛け。コンスタントに数を伸ばしていく。

ムギイカシーズン到来で船中トップ47尾 最高5点掛け【儀兵衛丸】キレイなムギイカ