5月2日、奈良・天理市の白川ダムへコイ釣りに出かけた。前回、ヘラブナ釣りに出かけた際、コイのアタリが非常に多く、かなりバラし、敵討ちの思いが強かったのだ。
白川ダムの概要
天理市にある白川ダム、またの名を白川溜池とも呼ばれるこの広大なダム池は、ヘラブナ釣りの好場でもあり、巨ゴイも数多くいて終年楽しめる釣り場だ。
この釣り場はリール禁止。ブラックバス対策らしいのだが、リールが使えないため、コイ釣りでものべザオのみに限られるから、巨ゴイが多く残っているのだと思う。
コイは間もなく産卵期に入るから、水草の多い場所に集まって、水草をなぎ倒し水しぶきを上げながら、「恋を囁く?」そんな行動を始める。こうなると、しばらくは普通の場所では姿が見えなくなり、場所によっては一日無駄な時間を費やしてしまうことも少なくない。
いつもの水位塔へ
こうなる前に…という訳でもなかったのだが、前回のヘラブナ釣りで、コイのアタリが滅法多かったから、今回は釣友の喜多さんを誘って、コイ釣りと洒落込んだ次第だ。
場所はいつもヘラ釣りをするポイントである、水位塔のやや西側。この場所は6m先辺りまでは、なだらかに深くなっていき、その先からは急に30cmほど深くなっている場所。
コイを釣るなら、15尺未満のサオがいいのだが、手応えを楽しむために、釣り始めは2人とも21尺のサオを使うことにして、ミチイト4号、ハリス2号、ハリはプロスト8号とした。
エサは一景の底餌クロレラ3カップ+荒麩バラケ1カップ+大豆グルテン1カップ+粘りのダンゴ2カップを混ぜ、やや固めに練って使用した。
食いが渋い・・
今回は早めに釣り場入りして、怪気炎の心算だったが、なぜかこの日は皆目アタリなし、ヘラブナ釣りの人たちも「不調だ…」と言っているのが聞こえてくる。初回作ったエサを、お昼に使い果たしたが、アタリは2回だけ。喜多さんも1回サオは大きく曲がったが、ハリス切れでアウト。
2回目のエサを作って狙う場所を4mラインに設定、サオを12尺に、ハリスを1.5号に変更した。
食いの浅さはスレ?
午後2時過ぎ、やっと黒いコイと、ドイツゴイがやってきたので、試しに…と鼻っ面にエサを落としてやった。
これで分かったことだが、ハリの付いていないエサは食うのだが、ハリが付いていると素通り、いったん口に入れても即吐き出すなど、その動作の早いこと。アタリがあっても、釣れなかった原因が分かったような気持ち。
それならと、空振り覚悟で、数mm沈む前アタリでアワセを入れてみた。